“密”疑いの甲子園スタンド…夕刊フジ記者が「立ち入り調査」 ルール順守していた観客だが、数カ所で“スポット”あり - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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“密”疑いの甲子園スタンド…夕刊フジ記者が「立ち入り調査」 ルール順守していた観客だが、数カ所で“スポット”あり

 1日の阪神-DeNA戦(甲子園)で一部メディアがスタンドの密集状態を問題視。一夜明けた2日、夕刊フジ記者が“立ち入り調査”してみた。

 新型コロナウイルスの再流行を受け、先月23日に政府がイベント入場者数の制限緩和を延期。プロ野球でも8月末まで上限5000人の維持が決まった。この日の観衆は4963人。甲子園球場関係者によると、当初は1万8000枚のチケットを発売予定だったが、バックネット裏内野席上段や三塁アルプス席などで発売枚数を調整した。外野席も約1万人収容のうち、販売分は「10%台前半くらい」という。

 バックネット裏の記者席から見渡すと、ライト外野席と一塁内野席の一部に密集が疑われるエリアを発見。だが実際に足を運んでみると、遠景からではわからない実態に拍子抜けした。一塁席は最前列の一部がほかよりも密度が高かったが、大騒ぎするようなファンは見受けられなかった。

 右翼席も至近距離では印象が変わる。観戦しやすいように、40センチ四方の座席が緩やかな傾斜で上段まで並んでいるため、写真や中継映像など俯瞰では隙間なく埋まっているように見える。だが実際は半数以上が密集、密接を避けるため、2席以上空けて観戦していた。

 ただ、「密」と思えるスポットが数カ所あったのも事実だ。前出の球場関係者は「チケットにも必ず指定された席で観戦するよう記載している。改めて順守してほしい」と訴える。一部の観客がルールを守らず密をつくる状況が続けば、より厳しい対応が必要になる。

 また、NPBのガイドラインで応援歌の歌唱はご法度だが、6回の逆転打の際はチャンステーマのボルテージが上昇。興奮するのも致し方ないシーンだが、直後にバックスクリーンの電光掲示板では、歌詞の一部である「“わっしょい”は心の中で!」と、しっかり注意喚起がなされた。

 球場での感染拡大を防ぎながら、熱狂的な虎党をいかに満足させるか。今後も試行錯誤は続く。 (山戸英州)

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