大谷の二刀流阻む深刻な「ノーコン病」 今季2度目の先発でまたも四球連発KO… (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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大谷の二刀流阻む深刻な「ノーコン病」 今季2度目の先発でまたも四球連発KO… (1/2ページ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は2日(日本時間3日)、本拠地アナハイムでのアストロズ戦で今季2度目の先発マウンドに上がったが、制球が定まらず、1回2/3を投げて5四球を与え、連続押し出しによる2失点で降板した。被安打0、3三振を奪ったが、わずか50球のマウンドだった。2試合連続で四球連発のKOとなり、復活した二刀流は暗礁に乗り上げている。試合はチームが一時逆転し、大谷に負け投手はつかなかった。

 大谷はこの日、緊張した様子だったが、1回は前回登板とは別人のような立ち上がりをみせた。

 苦手にしている1番スプリンガーに対して、初球は153キロの直球でストライクを取り、追い込んでからスプリットで空振り三振。今季調子の出ていない2番アルトゥーベはセーフティーバントを試みてきたが捕邪飛。3番強打のブレグマンは右飛に打ち取った。わずか8球での完璧な滑り出しだった。

 しかし、よかったのはここまで。2回は課題の制球難が顔を出した。

 先頭の4番ブラントリーにフルカウントから四球を出しておかしくなった。暴投で無死二塁となった後、5番グリエルも2ストライクと追い込んでから四球。さらに6番レディックにもフルカウントから四球を与え、たちまち無死満塁となった。

 慌ててベンチから投手コーチが飛び出すと、大谷はマウンドで何度もうなずき、ここから意地を見せた。7番タッカーはフルカウントからスプリットで空振り三振。8番メイフィールドからも154キロの速球で見逃し三振を奪った。

 「アーッ」「ウォーッ」

 投げるたびに漏れる大きな声が、無観客の球場に響き渡った。何とかこのピンチを乗り切ってほしいというベンチ、ファンの期待は高まったが、踏ん張りはここまでだった。

 9番ガルノーにフルカウントから投じた速球がわずかに内角に外れると、大谷は思わず天を仰いだ。さらに1番スプリンガーにも四球を与えて連続押し出し。マドン監督はやむをえないようにベンチを出て交代を告げた。この回42球を投じた。

 最速は156キロ。スプリットとスライダーを混ぜて組み立てたが、勝負球は相変わらず引っかかったり、抜けたりと定まらなかった。表情を表に出すことの少ない大谷だが、ベンチでうつむいて唇をかみ、悔しさを隠しきれない様子。厳しい表情でダッグアウトの裏に消えた。

 2試合連続の乱調だけに、投手としての大谷の先行きには暗雲が立ちこめているといわざるをえない。右肘の靱帯再建手術から投手復帰した7月26日(同27日)の前回登板は1死も取れず敗戦投手。汚名返上を期してのこの日だったが、また思うような投球ができず、さすがに精神的なダメージを受けているようだった。

 前日(1日)のオンライン取材では「ワンアウト取りたいですね」とやや自虐的なコメントもあった。「(腕の振りは)100%とは言い切れないですよね。もちろん前回よりは、そうしたいなとは思います」と話していた。自信を失いつつあるのが気がかりだ。

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