阪神、いつまでたっても生かせない「弱者の兵法」 遠のく“宿敵”の背中 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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阪神、いつまでたっても生かせない「弱者の兵法」 遠のく“宿敵”の背中

 4位の阪神は4日の巨人戦(甲子園)に2-7で完敗した。開幕戦(6月19日)でひねられた菅野から、サンズの一発でしか得点を奪えず、今季2戦2敗。いつまでたっても「弱者の兵法」が生かされず、宿敵の背中は遠のくばかりだ。

 今季無敗の天敵に、打線は早い仕掛けで挑んだ。対戦した打者26人のうち、6割近い15人が3球以内に勝負にいったが、結果が伴わなず。矢野監督は「前半もっと点を取りたいというのはあった」と悔やんだ。

 他球団のスコアラーは「開幕からこれで無傷の6連勝となった菅野の攻略はどの球団も大きな課題。とにかく球数を投げさせて、早く中継ぎ陣を引きずり出さないと勝負にならないのは明白で、それをチーム全体で徹底できていないからこうなる」と指摘。6日に先発が予想される左腕・メルセデスも過去2年間で4勝を献上している。

 「100球あたりで球質が一気に落ちるのに阪神打線は打ち損じが多すぎる。足を使った攻撃で揺さぶればイライラして制球を乱すのにそういったことも形にできない。同じ轍をまた踏みそう」と手厳しい。

 直接対決でたたかなければ差が縮まらないなか、もう1つの力の差は守備面。昨季12球団ワーストの102失策を記録したが、今年も相変わらず。8回の投手・馬場と遊撃・木浪の2失策でダメ押し点を奪われ、気が付けば12球団ワーストの29失策。巨人は最少の8失策と差は歴然だ。

 首脳陣は1日に北條と熊谷に早出特守を課したばかり。近年まで首脳陣として対戦していたある球界OBは「二遊間がどんぐりの背比べの状態ではなかなかチームは浮上できない」とバッサリと斬って落とした。

 地力の差があるのに、拙攻拙守では勝負にならない。虎党の不満指数は急上昇だ。 (山戸英州)

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