ついに…巨人・沢村“格差”トレード! “身元引受人”ロッテの皮算用 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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ついに…巨人・沢村“格差”トレード! “身元引受人”ロッテの皮算用 (1/2ページ)

 来るべき時が来たというべきか。巨人は7日、沢村拓一投手(32)をトレードで放出し、交換要員として香月一也内野手(24)を獲得した。事実上の逆指名で名門球団に入団した剛腕は、新人王やセーブ王のタイトルを獲得するなど活躍したが、課題の制球難を克服できないまま今季も13試合で防御率6・08と振るわず、ファーム暮らしが続いていた。良きにつけ悪しきにつけ、グラウンドの内外で注目を集め続けた“劇薬男”に、優勝争い真っただ中のロッテが食指を動かした思惑とは-。 (片岡将)

 今季推定年俸1億5400万円の沢村と、同650万円の香月の格差は実に1億4750万円。電撃トレードを持ちかけたのは、ソフトバンクとの熾烈な優勝争いを展開するなか、実績ある投手を求めていたロッテのほうだった。

 金額だけでなく実績も超不均衡だが、それでも取引が成立する勝算は十分にあった。

 2016年には最多セーブのタイトルを獲得した沢村だが、公私ともに三十路に入っても落ち着かなかった。投げてみなければ分からない不安定さに加え、グラウンド外でも酒絡みのトラブルを起こすなど、昨年には放出の候補として名前が挙がるようになっていた。

 今季も制球難は悪化の一途で、7月1日のDeNA戦(東京ドーム)では四球を連発して降板。原辰徳監督(62)からベンチであきれ気味の公開説教を受け、中大の先輩でもある阿部2軍監督に預けられた。2軍戦でも精彩を欠くと、異例の3軍落ちまで経験。その間にチームは救援陣の整備を進め、盤石の布陣に沢村が入り込む余地はなくなっていった。

 原監督が編成権を掌握してから巨人は大きく方針変更。編成の実務を担う大塚球団副代表が「昔は飼い殺しというか、移籍先で活躍されたら困るというのはあったけど、今は生かす道があるんだったら、どんどん道を探してあげようとしている」と話すとおりで、つまらないメンツにこだわることなく、沢村の移籍先も模索していた。

 ただ、慢性化した制球難とアンバランスな高年俸、首脳陣の指示に耳を傾けないという悪評、過去の数々のトラブルなどを理由に、他球団は二の足を踏んでいた。

 この“ワケあり物件”にロッテは手を出す決断に至った。その大きな後押しとなったのが2日の西武・内海の743日ぶりの勝利だ。

 「翌3日のスポーツ紙の3紙で内海が一面。なんだかんだ言って“元G戦士”のブランドは大きい。ウチで沢村が復活すれば、大きな起爆剤になり得る」とロッテ関係者。巨人で居場所を失った右腕が復活劇を描けば、戦力補強とともにメディアの注目も一気に集められ、優勝への機運も盛り上がり一石二鳥-との皮算用もあるわけだ。

 商談はとんとん拍子でまとまった。巨人側にとっても願ってもない申し出だけに、交換要員に強いこだわりもなく、今季1軍出場ゼロで通算でも47試合、打率1割台の香月で折り合った。

 ロッテは7月上旬に編成担当者が東京ドームでの登板を視察するなど、沢村の現状は把握している。再起を図るうえで、頼もしい存在が今季楽天からFAで加入した美馬だ。中大で同部屋だった2学年先輩で、沢村が筋力トレーニングに目覚めるきっかけとなった。

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