大坂なおみ下馬評有利も… 全米オープン決勝、対戦相手の“波瀾万丈”人生 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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大坂なおみ下馬評有利も… 全米オープン決勝、対戦相手の“波瀾万丈”人生

 テニスの全米オープン女子シングルス決勝で2年ぶり2度目の優勝を狙う大坂なおみ(22)の相手は世界ランク27位のビクトリア・アザレンカ(31)=ベラルーシ=となった。

 対戦成績は、大坂の2勝1敗で、直近の2戦は2連勝。大手ブックメーカーも大坂有利の予想が多い。しかし、ママさん選手のアザレンカには大坂にはない波瀾万丈の人生経験がある。

 アザレンカは2012年に全豪オープンで初優勝し世界ランク1位になった。選手として全盛だった16年12月に長男、レオ君を出産。間もなく現役復帰したが、パートナーの男性との別れ話や息子の養育争いで17年の全米オープンを欠場し、世界ランクは208位まで急落した。今年の全豪オープンも欠場し、「引退を真剣に考えていた」と告白した。

 しかし、「息子に現役の自分を見せたい」という思いもあり徐々に復活。全米オープンの前哨戦、ウエスタン・アンド・サザン・オープン準決勝でジョアンナ・コンタ(豪州)を下し決勝進出。決勝は大坂が棄権したため、出産後初、4年ぶりの優勝を果たした。

 今大会準決勝では、相手のセリーナ・ウィリアムズ(米国)がアキレス腱を痛めたこともあったが第1セットを奪われながら執念を見せた。ミスをするとカッとなって我を忘れる癖があったが、冷静で頭脳的な試合運びだった。

 「私にとって人生のベストマッチ。若い時はエゴが強すぎたが、そのエゴが少し小さくなったと思う」とアザレンカ。

 大会期間中は試合会場近くに家を借りて、昼間は子供と遊び、自ら夕食を作っている。「今の私には母であることが一番大切。でもいったんコートに立ったらファイターになって夢を追う。その姿を息子に見せたい」という。

 大坂にとって一瞬の油断も許されない相手だ。

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