【トラとら虎】巨人の独走許したが… 大山よ、せめて岡本を倒せ! - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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巨人の独走許したが… 大山よ、せめて岡本を倒せ!

 阪神の大山悠輔内野手(25)がホームランレースで好位置につけている。目下21本は、巨人・岡本と並びリーグトップ。本人は「まだそんな話はおこがましい」と逃げまくるが、周囲は違う。「打倒巨人が無理なら、せめて打倒岡本を果たしてほしい。すると少しは阪神ファンの留飲も下がる」と球団関係者は若トラのお尻をたたく。

 確かにセ・リーグのペナントレースは、巨人に早々とVマジックが点灯し、クライマックスシリーズもないことから、話題は個人タイトルに向きつつある。球団OBも「ここで大山がタイトルを取れば自信はふくらみ、中心選手としてひと皮むける。絶対狙うべきだ」とハッパをかける。

 昨年は143試合で14本塁打にとどまった。今季はその半分の試合数で、軽く更新したあたりが成長の証し。打席で常に頭に置くのはバッティングが小さくならないこと。結果を恐れず、初球からフルスイングに徹したことが、一発増産につながった。西武・山川、森、楽天・浅村、日本ハム・中田らの豪快な打撃フォームも参考にしている。

 そういえば阪神が優勝から遠ざかって14年だが、本塁打王となると1986年のバースまでさかのぼらなければならない。さらに日本人選手だと84年の掛布、右打者だと75年の田淵が最後になる。球団関係者が久々のホームラン王の誕生を切望するのも分かる気がする。

 「問題は巨人との残り8試合。巨人も岡本を後押しするから、お互い牽制(けんせい)しあって多くは望めない。他のカードでどれだけ打つかが勝負の分かれ目になると思う。もちろん、同僚のサンズや鈴木誠(広島)にもチャンスはあるが、心情的には大山を応援したい」とも先のOBは吐露する。

 阪神に長く途絶える生え抜き4番打者。これも大山が勲章を手にすれば、解決の道は一気に開ける。 (スポーツライター・西本忠成)

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