【メジャーの旅】粋な計らい!新球場1年目にワールドシリーズ開催 不運のレンジャーズ本拠地「3度目の正直」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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粋な計らい!新球場1年目にワールドシリーズ開催 不運のレンジャーズ本拠地「3度目の正直」

 ワールドシリーズ(WS)の開催地が決まった。新型コロナウイルスへの感染リスクを最小限に抑えるための措置として、10月20日(日本時間21日)からレンジャーズの本拠地グローブライフフィールドで行われる。

 今年テキサス州アーリントンにレ軍の新しい本拠地球場としてオープン。巨大な稼働式屋根を誇り、周辺にホテルや商業施設なども備える。2023年の開業を目指し、レ軍と業務提携する日本ハムが模範とする最新型ボールパークだ。

 ただし、3月31日にホーム開幕戦で開場予定のはずが、新型コロナウイルスの影響で延期。7月24日にようやくこけら落としとなったが、周知の通り無観客試合での開催。だからといって、レ軍の新球場が憂き目に遭うのは今に始まったことではない。

 1972年、米国の首都ワシントンからセネタースが本拠地移転し、テキサス・レンジャーズと改称。新装なったアーリントンスタジアムで記念すべき最初のシーズンを迎えた。しかし、史上初のストライキにより開幕が14日間延期された。

 94年には新しい野球専用球場、その名もザ・ボールパーク・イン・アーリントンがオープン。チームも地区首位だったが、8月12日以降ストライキによりシーズン打ち切り。90年ぶりにワールドシリーズも中止という最悪の事態に陥った。

 そして、今季は開幕が約4カ月も遅れ、本来の162試合でなく60試合の短期シーズン。2度あることは3度あるということわざ通り、またも新球場1年目にフルシーズン実施できず。このまま日の目を見ずに終わってしまうのかと嘆いた。

 しかし、最後になって新球場に朗報が届いた。ポストシーズンで地区シリーズ以降、さらにワールドシリーズの中立開催地だ。チームは最下位でプレーオフ進出の可能性がほぼ消滅しても、レ軍の新球場で世界一を賭けた戦いが行われる。

 ロブ・マンフレッド・コミッショナーの粋な計らいにより、新球場1年目にWSという最高の舞台が用意された。世界中から大リーグ随一の最新型ボールパークが脚光を浴びることになる。(大リーグ評論家・福島良一)

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