ネイマールに「クソ中国人」と呼ばれた酒井宏樹 連鎖するサッカー人種差別発言疑惑 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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ネイマールに「クソ中国人」と呼ばれた酒井宏樹 連鎖するサッカー人種差別発言疑惑 (1/2ページ)

 思わぬ形で“セカイのサカイ”に-。フランス1部リーグのマルセイユ所属のサッカー日本代表DF酒井宏樹(30)が一躍、欧州サッカーシーンの“時の人”だ。13日のパリ・サンジェルマン(PSG)戦で、試合中に激しく競り合ったブラジル代表FWネイマールから「クソ中国人」と人種差別発言を浴び、その証拠映像をマルセイユ側が持っていると複数メディアが報じた。事実と確認されれば、ネイマールへの厳罰は必至。ファンもアンチも地球規模のスーパースターの処遇を巡って、重要参考人の酒井がにわかに世界中の注目を集めている。

 「フランス・ダービー」と称される名門同士の対決は1-0でマルセイユが勝利。だが後味は悪かった。試合終盤に、酒井の同僚DFアルバロ・ゴンサレスの後頭部をネイマールがたたいてレッドカードを受けるなど、両軍入り乱れた乱闘で5人の退場者を出したのだ。

 試合後にネイマールはツイッターで「バカなことをした」などと反省を示しつつも、アルバロに激高した理由は「汚いサルだと言われた」ためだと人種差別を主張。PSGも公式に支持した。

 フランスプロサッカーリーグ連盟は、ネイマールに2試合の出場停止処分を科すとともに人種差別疑惑の調査を開始。アルバロは発言を否定し、マルセイユも「彼は人種差別主義者ではない」と徹底抗戦の構えだ。

 サッカー王国ブラジル代表の「10番」にふさわしい、高い技術とカリスマ性を備えたネイマールには熱狂的なファンがいる一方、相手DFのタックルに大げさに転げ回るなどのスポーツマンシップに反した振る舞いが批判の的にもなってきた。

 毀誉褒貶の激しい国民的スターの今回の騒動に際して、ブラジル政府は「人種差別は犯罪」といち早く支持を表明。母国メディアも「ネイマールが人種差別の被害者だと証明する、問題の場面の映像をPSGが連盟側に提出した」と擁護に回った。国内最大のテレビ局では、スポーツ番組で読唇術の専門家3人が動画を分析。アルバロがネイマールに対し、スペイン語で「サル」と罵声を浴びせたとの意見で一致した。さらには、一部メディアやSNS上ではアルバロとその親族の電話番号が公開され、嫌がらせや殺害予告まで届く事態に発展している。

 一方、アルバロの母国スペインも黙っていない。こちらも読唇術の専門家が同じ動画を見て、「人種差別的な発言は見当たらない」と反論。返す刀で「ネイマールがアルバロに同性愛者を嫌悪する差別的な発言を浴びせた」と国内の複数メディアが糾弾報道し、逆襲に転じている。

 大西洋を股にかけて過熱する両選手の擁護合戦に、本人もあずかり知らぬ形で参戦させられた第3のキャストが酒井だ。21日になってスペインのラジオ局が、「ネイマールが酒井を『クソ中国人』と侮辱した証拠をマルセイユは確認した」と先行報道。瞬く間に欧州全土に飛び火して、各国メディアに「SAKAI」の文字が躍った。

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