球界初のクラスター…阪神球団内からも“厳罰処分”の声 福留筆頭に8人で集団会食 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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球界初のクラスター…阪神球団内からも“厳罰処分”の声 福留筆頭に8人で集団会食

 阪神は25日、糸原健斗(27)、陽川尚将(29)両内野手、岩貞祐太(29)、浜地真澄(22)、馬場皐輔(25)3投手と1軍チームスタッフ2人を合わせた計7人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定されたと発表した。このうち岩貞、糸原、陽川とスタッフ1人の4人は19日にチームの規律を破り、名古屋市内で多人数の会食に参加。球界初の“クラスター感染”を引き起こした。シーズンが佳境を迎える中、自ら足を引っ張る大失態を犯した格好だ。 (山戸英州)

 24日に浜地の罹患(りかん)が判明したことで、球団は慌ててその日のうちに1、2軍の全選手、首脳陣、スタッフらにPCR検査を実施した結果、25日午後になりチーム内の感染拡大が認められた。6月の開幕以降、広島と名古屋遠征時の球団が指定した日に限って「4人まで、2時間程度、個室」の制限を設けて外食を許可していたが、結局はこれがアダとなった。

 特に問題視されるのは7選手、スタッフ1人の計8人で行ったとされる19日の集団会食だ。店は貸し切りにしていたものの、そこから4人が感染した。感染しなかった4人は保健所の基準はクリアしたが、球団は濃厚接触者同様に扱うことを決めた。この中には、3月下旬に藤浪ら3選手が球界で初めて感染した後「申し訳ない」と謝罪した球界最年長の福留孝介外野手(43)の名前も含まれていたのだから開いた口が塞がらない。

 チーム関係者からは「うちは次、絶対に感染者を出しちゃいけないのに最悪の事態だよ。しかも、ドメさん(福留)を筆頭にチーム内外に多大な迷惑をかけたのはイメージがあまりにも悪すぎる。球団は、当該選手らに対してしっかりとした厳正な処分が下ることを強く望む」との声が上がった。

 ヤクルトの球団幹部からも「また“球界初”の汚点を残した。はっきり言って対応が甘いよ。25日のヤクルト戦実施の打ち合わせや、夕刻に発表された追加感染者情報の開示も遅すぎる。すべて後手に回っているのが丸見えだ!」と厳しい意見があった。

 試合後、オンラインで取材に応じた谷本球団副社長は「クラスターという話は保健所からは出てきていないが非常に由々しい事態。私のミスジャッジだったと思う」と詫びた。感染者が多い首都圏遠征中の外食は一切禁止していたものの、名古屋と広島で認めた「息抜きの場」が感染の温床になってしまったことで「会食自体を見直す必要はあると思います」と話したが完全に後の祭りだ。

 この日、阪神はNPBが認めている「特例2020」を活用。1、2軍を計19人緊急に入れ替える対応をしたが肝心の試合は逆転負け。この体たらくでは、奇跡の逆転優勝に望みをかけて懸命に応援を続けている虎党から見放されても文句は言えない。

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