【オヤジのためのサッカー塾】横浜FC・MF中村俊輔 “企業秘密の技術”見事なアシストCK - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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横浜FC・MF中村俊輔 “企業秘密の技術”見事なアシストCK

 23日の明治安田生命サッカーJ1第18節では、川崎-横浜FC戦を楽しんだ方も多かったのではないでしょうか。

 53歳のカズ(三浦知良)、2010年W杯南アフリカ大会16強に貢献した松井大輔(39)、そして中村俊輔(42)=写真=が全員先発で登場。首位川崎相手に2-3で敗れはしましたが、大健闘の内容でした。

 特に俊輔です。後半3分、右からのコーナーキックの場面では強い雨が降っていました。セットプレーの場合、キッカーが注意しなければいけないのは軸足。ここで踏ん張れないと、ボールのコントロールがきかなくなります。俊輔はきっちりとコンディションを計算に入れて蹴りました。

 選んだのはスピードボールではなく、ボールに回転をかけてストンと落とす軌道。どこをどうやって蹴ったか? インサイドか、もしくはインフロントか…。それは俊輔にしかできない、それこそ企業秘密の技術です。最終的にはMF小林の背中に当たってゴール。すべて俊輔の筋書き通りのアシストでしたね。本人もしてやったりと喜んでいました。

 この見事なアシストの伏線は前半22分にありました。川崎MF田中に先制ゴールを決められた際、最後に詰めていたのが俊輔です。詰め切れずゴールを奪われた後に、猛烈に悔しがっているんですよね。これですよ、これ。自分が失点のきっかけを作ってしまった。だから、必ずお返しをしなきゃいけない。

 そして、巡ってきたセットプレーのチャンスを確実に決めてみせた。これで試合は俄然、盛り上がりましたね。チームが勝っていたら、それこそ“倍返し”になったのですが…。俊輔の静かな意地も見られたナイスゲームでした。 (元J1横浜監督・水沼貴史)

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