【トラとら虎】気づくのが遅すぎた…巨人との差は「守備力」 今年も“守乱”改善されず - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

気づくのが遅すぎた…巨人との差は「守備力」 今年も“守乱”改善されず

 阪神の矢野監督が開幕前に発した「日本一」宣言は、ただの大言壮語になろうとしている。それでも昨年よりひとつ上の2位といえば聞こえはいいが、巨人との大差を思えば誰も納得などしないのではないか。

 球団関係者は「なぜ、指揮官自らあんな大口をたたいたのか。いまだに理解に苦しむ。あの自信はどこからきたのかも分からない。要するに過信。自軍の戦力分析が甘かったとしかいいようがない」と批判する。

 なかでも顕著なのは守備力だ。昨年リーグ最多の102失策。これをないがしろにしたツケが回ってきた。今季の59失策(24日現在)もリーグ最多。21失策の巨人の3倍近い。

 「この数がそのまま巨人との差(対戦成績4勝12敗)になって表れている。なんだかんだいっても野球は守り。巨人と阪神の一番の違いは何かと聞かれたら守備力と答える」と球団OBは断言する。

 当然、失策の多さは投手の足を引っ張り、非自責点48点もリーグ最多。さらに非自責点3以上の試合も7試合とリーグ最多で、1勝6敗の戦績もうなずける。「矢野監督は1試合ずつを大事にというが、こんな守乱を見る限りどこまで対策を講じてきたか甚だ疑問だ。昨年と守備力が横ばいではコーチ陣の指導力が問われる。今春のキャンプでも守備練習に特別時間を割いている印象はなかった」とも先のOBは指摘する。

 59失策の内訳は投手16、捕手2、内野34、外野7で、巨人戦の12敗にも各部門の守乱が絡む。例えば8月4日の5回戦(甲子園)では馬場、木浪の拙守が原因で競り負け。9月7日の13回戦(同)では近本、木浪の失策から接戦を落とすといった具合だった。

 矢野監督は最近になって「球際の弱さがウチの課題。巨人との一番の差」と言い始めたが、どうも気づくのが遅すぎたようである。 (スポーツライター・西本忠成)

関連ニュース

アクセスランキング

×