【メジャーの旅】プレーオフ進出チームが続々決定! 激動のシーズンは最終章へ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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プレーオフ進出チームが続々決定! 激動のシーズンは最終章へ

 7月23日に開幕した異例の60試合シーズン。夏から秋を迎え、ア、ナ両リーグの地区優勝、プレーオフ進出チームが続々決定。わずか2カ月余りという短くも長い激動のシーズンがようやく終わりを告げる。

 当初は3月26日に開幕の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。大リーグと選手会が試合数や報酬面で対立し、開幕に関してロブ・マンフレッド・コミッショナーが「自信はない」と弱気発言。今シーズンの開催が危ぶまれた。

 それでも、何とか約4カ月遅れで開幕。最終的にキャンプ地でなく、本拠地での開催も決定。ただし、カナダに本拠を置くブルージェイズだけは開催が許可されず。開幕当日になって、ニューヨーク州バファローでの代替開催が決まった。

 こうした中、新型コロナ感染拡大の不安から出場を辞退する選手が続出。元ナ・リーグMVPのバスター・ポージー捕手(ジャイアンツ)、元サイ・ヤング賞のデビッド・プライス投手(ドジャース)など、スターの姿なき異常開幕となった。

 開幕から5日目にはマーリンズで選手18人を含む21人が集団感染。カージナルスでも選手10人を含む18人が陽性反応とクラスターが発生。両チームとも試合中止が長期化し、たった1週間で早くもシーズン打ち切りの可能性が出た。

 一方、8月23日に米中西部ウィスコンシン州で警官の黒人男性銃撃事件が発生。それに抗議するため、多くの球団が試合をボイコット。球界あげて「ブラック・ライブズ・マター(BLM=黒人の命も大切だ)」との差別撤廃を訴えた。

 こうして、米国で新型コロナの死者数が20万人を超える危機的状況の中、大リーグは幾つもの難局を乗り越えながら超過密日程を消化。これまでの戦争や大地震、米同時多発テロ事件などのときと同様、人々に野球の力を見せつけた。

 今月29日(日本時間30日)にはプレーオフが開幕。世界一を賭けた熱戦の火ぶたが切って落とされる。ワールドシリーズまでの約1カ月間、無事に試合が行われることを願うばかりだ。(大リーグ評論家・福島良一)

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