仙台の監督人事を左右する「筑波大派閥」 浦和退任の大槻監督急浮上も障害も多く - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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仙台の監督人事を左右する「筑波大派閥」 浦和退任の大槻監督急浮上も障害も多く

 成績不振のサッカーJ1仙台の来季監督に、今季限りでJ1浦和を退任する大槻毅監督(48)が急浮上しているという。

 仙台は今期末で約3億円の債務超過の見通しで、チーム成績も最下位と振るわない。先月27日に菊池秀逸社長(68)の退任を発表。今月7日にはチーム編成担当の丹治祥庸・強化育成本部長(48)の退任も発表した。今季就任した木山隆之監督(48)の進退を問う声も上がっている。

 仙台のフロントは実力派が多い筑波大出身の人材を高く評価しており、木山監督も筑波大監督(2003年~4年)のキャリアがある。大槻氏も筑波大OBであり、実績もある上、地元・仙台出身という強みもある。11年には仙台の分析担当コーチに就任し、この年のシーズン4位の原動力になった。

 指揮官交代は有効なクラブ再建策ではあるが、木山監督は複数年契約を結んでいる。大槻氏を招へいしても木山監督へ報酬は支払わなければならない。木山監督の推定年俸は3000万台で、J1監督の平均年俸6000万円台と比べると格安監督ではあるのだが、「赤字クラブなのにそんな無駄なことをするのはいかがなものか」(仙台関係者)と二の足を踏むのも無理はない。

 また、分析担当コーチ当時の大槻氏は仙台をわずか1年で去っている。「仙台で(監督就任に必要な)S級ライセンスをとりたいと主張した。しかしクラブがこれを拒否。それで浦和に移籍した」(仙台関係者)と砂をかけて出ていっていることを忘れていない関係者も多い。

 仙台は18年度からは2期連続赤字が継続中。3年連続赤字となれば、クラブライセンスは剥奪されるが、コロナ禍の特例で、今年の赤字はカウントされない。来季もJ1に在籍することは決まっているとはいえ、チーム編成は待ったなしなのだが…。 (編集委員・久保武司)

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