“五輪パニック”の先触れ!? 混乱深まるテニス全豪OP…2週間隔離で選手の不満爆発 欧米メディア「東京五輪に問題を突き付けている」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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“五輪パニック”の先触れ!? 混乱深まるテニス全豪OP…2週間隔離で選手の不満爆発 欧米メディア「東京五輪に問題を突き付けている」 (1/2ページ)

 2月8日に迫ったテニスの四大大会、全豪オープン(メルボルン)。チャーター機で会場入りした関係者が新型コロナウイルスの検査で陽性となったため、同乗していた72選手が濃厚接触者と認定されて14日間の隔離生活を強いられている。その中には錦織圭(31)やダニエル太郎(27)も含まれている。選手たちはストレスを募らせ、不満が噴出して大混乱。欧米メディアは「これより遥かに大きな規模で行われる東京五輪で起きうる問題を突き付けている」とあたかもパニックの先触れであるかのように報じている。

 今年の全豪は例年よりも3週間遅い開幕。選手や関係者は、チャーター機15便でそれぞれオーストラリア入りしたが、その内3便で計5人の関係者が陽性と判定された。大会主催者は厳しい感染拡大防止ルールを設けており、1人でも陽性反応が出た場合は、同乗者全員を14日間のホテルに隔離するとされていた。

 これまでに選手や大会関係者1200人がメルボルンやアデレードに到着。全豪オープンの前哨戦で2月1日から開催される国別対抗戦ATPカップ(メルボルン)の出場も予定している錦織は、16日にロサンゼルスからの便でオーストラリア入りしたが、同乗便に陽性反応の乗客がいたため隔離されることになった。

 錦織は18日、公式アプリで動画を公開し、「2週間じっとしていた後に試合をすることはリスクしかないが、しようがないので前を向いて毎日過ごしていきたい」。ホテルでは部屋から一歩も出ることができないため、室内で素振りやエクササイズをしたり、自分の試合動画を見たりして過ごしているという。試合勘をどこまで研ぎ澄ますことができるか疑問だ。

 ダニエルはドーハから豪州入り。同乗機に陽性反応を示した関係者が1人いたため隔離の対象になった。「今は完全隔離で練習もできません。受け止めるのは苦しいが、来る前から誰にでも可能性はありました。部屋でできるだけのことをするしかない」とがっくり。ホテル暮らしは孤独で、壁やマットにテニスボールを打ちつけている選手もいる。

 隔離されたことに不満を隠さない選手も多い。

 世界ランク女子67位のポーラ・バドーサ(スペイン)は「もともとのルールは、席の近くに陽性者がいた場合だけ隔離だったはず。それを直前にルール変更しているのは理解できない。ホテルの部屋は窓もなく換気が悪い」とこぼした。そもそもこれほど隔離ルールが厳格であることを知らなかった選手もいた。

 世界ランク男子1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は隔離はされていないが、隔離されている選手たちのために大会主催者に隔離措置の緩和を求める要望書を提出。「選手たちへのきちんとした食事の提供」「隔離中の選手に追加検査を行い、陰性だった場合は隔離日数を減らす」「できるだけ多くの隔離選手をテニスコート付きのプライベートハウスに移動させる」などを求めた。

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