巨人・小林誠司、楽天・田中の女房役候補に浮上 原監督“聖域なきトレード”第2弾 見本市のOP戦で先発起用 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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巨人・小林誠司、楽天・田中の女房役候補に浮上 原監督“聖域なきトレード”第2弾 見本市のOP戦で先発起用

 巨人・原辰徳監督(62)が仕掛ける“聖域なきトレード”はまだ終わらない。1日に生え抜きの8年目、田口麗斗投手(25)がヤクルト・広岡大志内野手(23)との交換で放出された。開幕直前、同一リーグという異例ずくめの血の入れ替えは、移籍時期も移籍先も問わず、誰もがトレード対象になり得るという現実をナインを突きつける。チーム内で更なるトレードがささやかれるなか、次に白羽の矢が立つのは今や“公然の秘密”のトレード候補となった、あの人気選手なのか。 (片岡将)

 トレード直後に両球団が対戦した3日。巨人で新たに背番号「32」を背負う広岡は、6回に小林誠司捕手(31)への代打で登場した。4825人のファンからこの日一番の大拍手を送られたが、「巨人のユニホームを着た初めての試合で、相手がヤクルトだったので結果を出したいと力が入りすぎました」と空振り三振に倒れ、8回の打席でも三振に倒れた。一方の田口はベンチ入りしなかったが、試合前に笑顔で古巣ナインに挨拶を済ませた。

 今回のトレードは沖縄・那覇での2次キャンプ中、2月23日のヤクルトとの練習試合(沖縄・浦添)の際に交渉が始まり、わずか5日で商談成立に至った。ヤクルトの編成を担う小川GMとの交渉役は、原“全権監督”の懐刀を務める大塚副代表。

 この日も試合前、打撃ケージ裏で練習に目を配っていた指揮官に耳打ちすると、相川バッテリーコーチも呼び寄せて10分近く話し込んだ。中身は不明ながら、この日の先発マスクが小林になったことから、球界関係者は「小林の起用に関して話していたのだろう。トレード要員を見本市的に試合に出して、状態を確認させるのはよくあるやり方」と推理してみせた。

 強肩をはじめ高い守備能力を備える小林には、楽天と日本ハムがかねてから関心を寄せている。特に田中将が米大リーグ・ヤンキースから復帰した楽天は、近年注目が高まっている「フレーミング」(コースぎりぎりをストライク判定させる捕球技術)を高く評価。この日はセ各球団のスコアラーに加えて、日本ハムとオリックスの編成担当も視察に訪れていた。

 小林は6回までマスクを被ったが、指揮官が「打率2割5分とは言わなくても、せめて2割3分」と注文する課題の打撃は、力ない一邪飛に倒れ音なし。あるパ球団の編成関係者は「守備型の小林は捕手にも打力が求められるセよりも、DHがあるパ・リーグ向き。ウチだけじゃなく、他球団も以前からトレードを申し込んでいるが、折り合わない」と明かす。

 打棒が売りで昨季ベストナインの大城が主戦捕手に座り、ベテランの炭谷がバックアップに回る布陣を継続しつつ、今季は第3捕手を置かない体制も模索中。緊急時用として外野手の石川にキャンプから捕手の練習をさせ、対外試合デビューも近い。捕手の1軍争いは激化の一途。

 「飼い殺しをしない。余剰戦力には他球団に活躍の場を探す」という全権監督の哲学に従えば、次の聖域なきトレードの対象に小林が浮かび上がってくる。

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