「誰も埋められない」坂本離脱の衝撃 菅野に続く飛車角落ちの巨人に救世主は…海の向こう山口俊「帰ってきてくれないかな」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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「誰も埋められない」坂本離脱の衝撃 菅野に続く飛車角落ちの巨人に救世主は…海の向こう山口俊「帰ってきてくれないかな」 (1/2ページ)

 常勝軍団を形作る、欠けてはならない唯一無二のピースが欠けてしまった。巨人は10日、右手母指(親指)末節骨骨折と診断された坂本勇人内野手(32)の出場選手登録を抹消。9日のヤクルト戦(東京ドーム)で帰塁の際に負傷した主将は、プロ15年目で最長の離脱も見込まれ、チーム内では近年例がないほどの動揺が広がっている。8日にはエースの菅野智之投手(31)も右肘の違和感で登録抹消されており、チームから投打の大黒柱が消えるという未曽有の危機だ。 (片岡将)

 痛めた際の苦悶の表情と、腫れ上がった患部が事の重大さを物語っていた。坂本が骨折した母指の末節骨とは親指の指先のこと。離脱の期間は骨折の度合いにもよるが、おおむね1カ月から1カ月半が見込まれる。

 負担の多い遊撃手でありながら、たぐいまれな頑健さを支えに歴代2番目の若さで2000安打を達成した坂本にとって、故障による長期離脱は2018年7月の左脇腹肉離れによる登録抹消以来、3年ぶりだ。

 今季5勝の高橋や今村ら先発として地位を固めつつある若手への助言を惜しまず、成長を手助けしてきた菅野も、右肘違和感で離脱したばかり。投打のリーダーが不在となる緊急事態だ。

 とりわけ坂本の離脱はチーム内でも衝撃が大きいという。球団関係者は「正直、不安です。菅野はまだ(今季)メジャーに行くかもしれないという心構えがあったが、坂本がいないのは想定していなかった。誰があのポジションを埋められるのか」と動揺を隠さない。

 代役の遊撃手には、二塁の定位置を若林に譲る機会が増えた吉川、ヤクルトから開幕直前にトレード加入の広岡がいる。ここまで打率・299、7本塁打、14打点の2番打者が消え、打線の再編も必須だ。しかし、坂本は攻守で重要な戦力である以上に、チームの中心に立つ精神的な柱だ。

 前出関係者は「勇人はマウンドで投手が孤独にならないようベストのタイミングで声を掛けたり、若手にはレギュラーを獲るための心構えを伝えたりと、目に見えない貢献も大きかった。試合から彼が消えるのは考えられない痛手です」と肩を落とす。

 2015年から主将の地位にあるが、18年の離脱時には阿部慎之助捕手(現2軍監督)がまだ健在で、チームの中心に座っていた。その阿部も現役を退いて2年がたとうとしている。守備や打撃で一時的に坂本の穴を埋める選手がいたとしても、坂本がベンチやグラウンドで果たす役割は誰にも代えが利かない。巨額を投じて助っ人やFA戦士をどれだけ補強しようとも、決して埋めることができない穴だ。

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