ロッテ佐々木朗希、見えた課題と可能性 ついにベールを脱いだ1軍デビュー戦は勝ち負けなし 「今のままでは走られ放題」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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ロッテ佐々木朗希、見えた課題と可能性 ついにベールを脱いだ1軍デビュー戦は勝ち負けなし 「今のままでは走られ放題」

 ロッテの2年目、佐々木朗希投手(19)が16日の西武戦(ZOZOマリン)で1軍公式戦初登板初先発。5回を投げ5安打5奪三振4失点(自責2)で勝ち負けはつかなかった。大船渡高3年時に高校野球史上最速163キロをマークし、同165キロの大谷翔平投手(26)=米大リーグ・エンゼルス=を上回る才能とも評された怪物右腕。ついにベールを脱いだデビュー戦で見せた課題と可能性とは-。

 4点のリードを味方の失策や自身の暴投も絡んで吐き出し、一時は勝利投手の権利を得たが、降板後の8回に同点とされてプロ初白星を逃した。

 「よかったところも悪かったところもあった。1軍で投げてみないと分からないところだった。いろいろ収穫がありました」。淡々と初登板を振り返った19歳は、「自分の思うような球をすべて投げられたわけじゃないので、失投をしっかりとらえられた。そこを厳しく投げないといけない」と反省も忘れなかった。

 視察に訪れた他球団スコアラーは「変化球でストライクを取れていた。制球はまとまっていたし、西武打線相手でも直球で押し込むなど球威も十分。前評判通りの能力の高さだ」と投球にうなりつつ、あらわになった課題も指摘。二盗を5つも許し、「クイックはできているが、一塁への牽制のタイミングが一定だからスタートを切りやすい。牽制のパターンを増やさないと今のままでは走られ放題になる」。得点圏のピンチに直結する死活問題だけに、本人も「クイックの速さだけでなく、タイミングとか間合いを修正していければ」と自覚している。

 この日の最速は154キロ止まりも変化球を交え5奪三振。前出スコアラーは「スライダーもフォークも変化幅が大きくていいボールだが、どちらも球速が140キロ前後。西武のレギュラー級だと球種が違ってもタイミングが合えば対応できる。120キロくらいのカーブがあれば緩急を付けやすい」とみる。

 いずれの課題も実戦的なもの。プロ使用の体づくりに費やし、実戦のマウンドにもたどり着けなかった1年目からは長足の進歩だ。2軍戦でも最多球数は85球だったが、1軍初登板でいきなり107球と大幅更新。今後はいったん出場登録を抹消し調整に入るが、ひ弱さが消えた“令和の怪物”に飛躍の時が近づいている。 (片岡将)

 

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