東京五輪、始まる赤字のなすり合い 観客上限数決定でチケット収入激減 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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東京五輪、始まる赤字のなすり合い 観客上限数決定でチケット収入激減

 東京五輪の観客数の上限が21日、「定員の50%以内で最大1万人」に決定。チケット収入の激減が確定となり、ここから大会組織委員会、政府、東京都の間で数百億円規模の赤字のなすり合いが始まる雲行きだ。

 東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の代表者による5者協議で観客数の方針を決定後、組織委の武藤敏郎事務総長(77)は会見で、想定されていた約900億円のチケット収入が「おそらく半分を下回る」と事実上の“赤字宣言”。

 観客数の上限を超えたチケットを販売済みの競技も1割強あり、同席した橋本聖子会長(56)は「再抽選が必要となった。心苦しいことだが、ご理解を賜りたい。希望者には払い戻しを行います。詳細は23日に発表します」と説明。キャンセル分はすべて赤字となる。一方で「(観客上限の)40%や30%未満のセッション(時間帯)もあるが、追加販売は行わない」とした。

 武藤事務総長は「減収になる部分を埋めることを、開催都市の東京都、国、そしてわれわれ、基本的に日本の三者でよく協議をして合意したい」と明言。額が額だけに、すんなり合意とはいきそうにない。 (編集委員・久保武司)

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