中止か地獄絵図か サッカー男子初戦で大混乱! 南ア代表3人感染、21人濃厚接触 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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中止か地獄絵図か サッカー男子初戦で大混乱! 南ア代表3人感染、21人濃厚接触

 23日の開会式を待たず、乱気流に巻き込まれてきりもみ状態の東京五輪。サッカー男子では、日本代表が22日の1次リーグ初戦(東京・味の素スタジアム)で対戦する南アフリカ代表が、新型コロナウイルスの大パニックに見舞われている。3人の陽性が確認され、21人に上る濃厚接触者の大部分も選手だという。感染が拡大して試合が開催できない、あるいは開始後にピッチに立てる選手が減り続けて試合が成立しない可能性も浮上。このざわついた空気に警告を発するのは、日本代表オーバーエージ(OA)枠のMF遠藤航(28)だ。主将を務めた前回リオデジャネイロ大会の初戦でも、試合直前まで開催地に現れず騒ぎになった相手に、日本は苦汁をなめている。

 変異株にも名前を冠された南アフリカは、今月3日に過去最多3万6485人の新規感染者を出したばかり。来日した選手団が選手村に入ってから受けた検査で、3人の陽性者が出ても大会組織委員会は詳細の公表を控えたが、海外メディアは容赦なかった。ロイター通信やBBCなどによると、DFジェームズ・モニャン、MFカモヘロ・マーラツィの選手2人と、ビデオアナリストのマリオ・マシャ氏がいずれも高熱を出し、唾液検査と鼻腔検査で陽性判定を受けたという。

 事態は逼迫している。日本戦はもう2日後だ。国際サッカー連盟(FIFA)など関係機関は、開催可否や中止の場合の勝敗の取り扱いについて協議中。組織委は濃厚接触者について、競技6時間前の検査で陰性が確認できれば競技に参加可能との認識だが、「さらに陽性者が増えれば、試合ができなくなる可能性はある」と眉をひそめるのは日本協会関係者だ。

 コロナ対策で各チームの登録枠は当初の18人から22人に拡大されたが、試合ごとに開始90分前までに18人に絞るのがルール。「そこでGKを含め最低13人いれば試合は始められるが、暑い中で選手交代もままならないのは大変。体調不良やケガに退場者も重なり、ピッチにいる選手が7人を下回ると試合は成立しなくなる」。こんな地獄絵図で日本が勝っても、世界はドン引きだろう。

 実は5年前の前回大会でも、日本の初戦は寸前まで開催が危ぶまれた。相手のナイジェリアは、財政難から航空券を用意できないなど再三のトラブルで到着が遅れ、開催地に入ったのはキックオフのわずか6時間半前。雑音に惑わされ試合前の集中力を欠いた日本は5失点を喫して敗れた。

 当時主将だった遠藤は「まさか同じような状況になると思わなかった」と苦笑しつつ、「僕らにできるのはしっかり準備すること。せっかくの五輪なのでぜひ、南アフリカと試合がしたい」と気を引き締める。濃厚接触者の選手とピッチで相対する可能性もあるが、「試合で感染する前例はあまり聞いたことがない。みんなもそんなに気にしている様子はない」と冷静に話している。

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