恩師が語る池江璃花子 闘病を乗り越え…耳に残る一言「前の自分より強くなっている」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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恩師が語る池江璃花子 闘病を乗り越え…耳に残る一言「前の自分より強くなっている」 (1/2ページ)

 東京五輪は24日から競泳がスタートし、白血病から復帰した女子の池江璃花子(21)=ルネサンス=は東京アクアスティックスセンターで、400メートルリレーの予選に臨む。10カ月間の闘病を乗り越えた“復活のヒロイン”の強靱な精神力と素顔を小学校時代の恩師が明かした。

 「璃花子は100%完治して、100%戻ってくる」

 池江が白血病を公表した2019年2月。大きなショックを受けながらもそう信じて疑わなかったというのは、東京ドルフィンクラブ江戸川スイミングスクール(東京・小岩)支配人の清水桂さん(46)。

 小学2~6年の池江をスイミングスクールでコーチとして支えた最初の恩師の1人だ。男子400メートルリレー代表の関海哉(21)も指導した。

 小学校時代の池江について「細くて身長も高くなかったが、手足は長く、精神面、肉体面、ボディーバランスは抜きんでていた。試合では練習よりも3、4段上の泳ぎをして『璃花子スイッチ』でもあるのか、と思うほどガラッと変わっていた」と振り返る。

 池江が闘病生活に入った後、コロナ禍で東京五輪が延期。復帰を待ち続けた清水さんの元に退院の知らせが入ったのは一昨年末だった。公に発表される前に一報が入った。

 同年12月末に久しぶりにゆっくり話をすると、闘病生活で体重が減っているのは見た目に明らかだったが、持ち前の明るさは健在だった。

 「はけないジーパンもはけるようになった」

 「今しかできない格好!」

 以前の通り前向きで元気な姿を見て、清水さんは安心させられたという。

 「一言でいうとスーパーモデルが目の前にいる感じ。本人もネガティブなところは一切なく、何一つマイナスな空気を出さないので、『お前、めちゃくちゃ細いな』とつい言ってしまった」と言う。

 池江の退院後も清水さんはレースに足を運び、復活の軌跡を見届けてきた。昨年8月、復帰戦となった東京都特別水泳大会(東京・辰巳国際水泳場)では変わらぬ勇姿を目に焼き付けた。

 「初めてのレース復帰で『泳げるんだな』と実感した。璃花子の泳ぎはどんな状況でも変わらない。やっぱり大きな泳ぎですよね。手の長さを生かした大きなストロークはブレていないなと思いました。体重が戻って、筋量がつけば、『第二の池江璃花子』がまたバチンと上がってくると思う」

 同9月上旬ごろには小規模ながら復帰を祝う会を開催した。池江からさりげなく漏れた言葉は「前の自分よりも強くなっていると思う」だった。清水さんにとっては耳に残る一言だった。

 「『病気だった』からということは一切いわないですよね。マイナスな過去を振り返らない。白血病を忘れちゃうぐらいのことをしていくんじゃないかな。彼女は逃げ道を一切用意しない。ありのままで戦っている。私自身も教わる部分もありますよね」

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