“バッハ始球式”の意味 28年ロス五輪での競技復活に弾みつく? 侍J28日開幕戦 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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“バッハ始球式”の意味 28年ロス五輪での競技復活に弾みつく? 侍J28日開幕戦

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が、野球の開幕戦となる28日の日本-ドミニカ共和国戦(福島・あづま球場)で始球式を務める。IOCトップの競技会場来訪は、今大会で正式種目から外れる野球・ソフトボールにとって五輪復帰への追い風になるか。

 19日に一部報道でバッハ会長の福島での始球式が伝えられると、来訪を心待ちにしていた日本のアマチュア野球を統括する全日本野球協会(BFJ)関係者は、「2028年のロス五輪での復帰に弾みが付く」と小躍り。しかし、そううまく話は進みそうもない。

 元フェンシング選手のバッハ会長は副会長時代の2008年北京五輪のソフトボールで始球式を務めたこともあるが、「今大会の始球式には違った意味合いを持たせている」と指摘するのは五輪組織委幹部だ。

 「バッハ会長は復興五輪を常に意識している。今回の始球式は28年の競技復帰に向けたアピールというわけでなく、福島の復興を世界に向けて発信する意味合いの方が大きい」と同幹部。18年11月には福島を訪問し、地元の高校球児と交流するなど、五輪の意義を強調してきた。東日本大震災から10年。復興のシンボルとして被災地で開幕戦を行うという大義名分があったからこそ、始球式が実現したのだという。

 「実際のところ、バッハ会長は野球・ソフトボールにはあまり関心はない」とは先の幹部。ロスでの競技復帰に追い風-というには早計だ。ちなみに、14日に組織委から発表された五輪・パラリンピックの開閉会式4式典共通コンセプトの文書に、「復興五輪」の記載はなし。大会の理念そのものも迷走気味だ。 (片岡将)

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