【東京五輪スペシャルトーク】馳浩 レスリング「強烈なプライド」マット上で表現 男女で金8個いけるぞ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【東京五輪スペシャルトーク】馳浩 レスリング「強烈なプライド」マット上で表現 男女で金8個いけるぞ

 レスリングは1対1でぶつかる。プライドをかけ、「勝ちたい」「負けたくない」という人間の本能があらわになる競技だ。いかに相手と駆け引きを繰り広げ、自らの強烈なプライドをマットの上で表現できるか。これが一番の見どころだ。

 千葉市の幕張メッセで8月1日から7日まで熱戦を繰り広げる。1964年東京五輪では金メダル5個だった。今回は過去最強の顔ぶれで、地の利もある。男女で金8個は望めそうだ。

 男子はフリースタイル74キロ級の乙黒圭祐(24)、同65キロ級の拓斗(22)の兄弟が、女子は五輪4連覇の伊調馨を倒した57キロ級の川井梨紗子(26)、62キロ級の友香子(23)の姉妹がそろって出場する。

 男子はいずれも優勝を狙える実力派ぞろい。フリースタイル57キロ級の高橋侑希(27)はコンディションが絶好調だ。グレコローマンスタイル60キロ級の文田(ふみた)健一郎(25)への期待も大きい。たとえ相手が警戒し、胸を合わせようとしなくても、いかに組み、新たな技を出せるかがポイントとなる。

 女子では、五輪初出場で開会式入場行進の旗手を務めた、50キロ級の須崎優衣(22)がニューヒロインになれるか。3年前に左肘の脱臼と靱帯断裂の大けがをするなど、一時は自力での五輪出場が危ぶまれたが、今年4月のアジア予選でワンチャンスをものにし、奇跡的に復活した。メンタルが強く、1点差や同点の試合になれば、間違いなく勝ち上がってくれるはずだ。

 68キロ級の土性(どしょう)沙羅(26)は、前回2016年リオデジャネイロ五輪後の肩の手術から見事に回復した。相手に力負けせず、恐れずに切り返しやフェイントを出せば2連覇に近づく。

 出場する男女計12選手が期待通りに活躍できるかはメンタル、フィジカル両面のコンディショニング次第だといえる。最初に出た選手が好発進すれば、チーム全体に必ず良い影響を及ぼしてくれると信じている。

 ■馳浩(はせ・ひろし) 1961年、富山県生まれ。84年に専修大卒業後、母校の星稜高校(石川県)の国語教諭になる。同年、ロサンゼルス五輪レスリング・グレコローマンスタイルのライトヘビー級に出場した。その後、プロレスラーとして活躍し、2006年に引退。この間、政界入りし、15年に文部科学相に就任した。妻はタレントの高見恭子さん。

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