【プロキャディーXのつぶやき】かつての帯同キャディーに再結成懇願で田村尚之V奪取! 「ファンケルクラシック」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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かつての帯同キャディーに再結成懇願で田村尚之V奪取! 「ファンケルクラシック」

 今年で20回目を迎えたファンケルクラシック。例年ならギャラリー2万人超えの大会だが、コロナ禍で昨年は開催中止となり、今年は無観客試合で行われた。「シニアの元気が日本の元気!!」を大会コンセプトにファンからの応援メッセージがボードに貼り出され、出場選手のやる気を盛り上げていたのが印象的だった。

 試合は最終日、田村尚之さん、伊澤利光さん、阿原久夫さん、崎山武志さんの4人が通算8アンダー首位タイでスタート。一昨年の2019年大会で3人プレーオフの末に敗れた田村さんが、前半2ボギーで優勝争いから脱落した。田村さんはパットラインを読む際、フラットなラインが乱視によって右側が高く見えてしまう。そのためフックラインだと勘違いして打つため、パットを外すという悩みを抱えていたという。

 初出場した14年大会から帯同キャディーを務めてくれていた鈴木美保さんは、結婚を機にハウスキャディーを辞めていた。田村さんはプレーオフ負けの雪辱を果たすためにも、パットライン読みが抜群の鈴木さんの手助けを必要とした。そこで無理を聞いてもらってコンビ再結成していた。リベンジへの準備を万全にして田村さんはこの大会に懸けていたのだ。

 帯同キャディーのパットライン読みは完璧でも、肝心の打ち手がショートを繰り返してスコアを縮められない。サンデーバックナインに入った10番ホールでこの日初のバーディーパットが決まった。開き直っての強めタッチが奏功し始め、15、17番ホールでもバーディーを奪取。18番パー5ホールでもバーディーパットをねじ込んで通算10アンダーフィニッシュ。土壇場で首位に並び、秋葉真一さん、阿原さんとのプレーオフに加わったのだ。

 1ホール目。秋葉、阿原さんの2人がイーグルを奪えず、田村さんのイーグルトライはピン奥4メートル。幸いにも読み違えのない明確なフックライン。

 ラインに乗ったボールがカップに沈むと田村さんは3度も飛び跳ねて逆転Vを喜んだ。「田村がシニア初優勝したときも僕は2位。アイツには試合で勝てないのかな」。敗れた秋葉さんがそうボヤキながらも練習ラウンド仲間のシニア通算2勝目を喜んでいたようにも思えた。

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