どうなるHR王争い 歩かされる大谷、勝負してもらえるゲレロ…プレーオフ進出に対照的なエ軍とブ軍 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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どうなるHR王争い 歩かされる大谷、勝負してもらえるゲレロ…プレーオフ進出に対照的なエ軍とブ軍

 エンゼルスの大谷翔平(27)の本塁打王争いは残り19試合で激しさを増している。最近2試合でアーチがなく、ついにブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)に44本塁打で並ばれた。日本選手初の本塁打王の行方は-。

 最近15試合は大谷4本、ゲレロ8本。42本で3位につけているロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手(31)が6本。数字上は、大谷が失速気味で後続から追い上げられているというレース展開。最終盤で大谷がもう一度ペースを上げる力が残っているかが勝負を分けるといえるだろう。

 気になるのはやはりシーズンを通して投打の二刀流を続けてきた大谷の疲労だ。大谷は「目に見えて、疲労を感じるということは特にない。蓄積しているものは体の重さだったり、多少はあると思うが、やることは変わらないので一貫して最後までやり続けたい」としているが、打席では速球を捉えきれず、空振りも目立つ。

 相手投手の警戒度は高まり、思うように勝負してもらえないことから調子を上げるのが難しく、結果的に淡泊に引っ張って凡退するかたちになっている。

 マドン監督も大谷の疲労を気にしているが、「本人と話していない。トレーナーから特に報告を受けていないので深刻ではないだろう」。故障は心配だが、本塁打王だけでなく、MVP(最優秀選手)、ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる2ケタ勝利2ケタ本塁打、サイ・ヤング賞などを懸けた大谷の戦いを見守るつもりだ。

 やはりライバルはゲレロ。12日(日本時間13日)に44号を放ち、打率(・319)トップ、打点(102)3位と三冠王が狙える位置にいる。8月は不振だったが復調しており、若さあふれる思い切りのいいスイングは脅威だ。

 プレーオフ進出が厳しくなっているエンゼルス(西地区4位、ワイルドカード6位)と、進出濃厚のブルージェイズ(東地区2位、ワイルドカード1位)という対照的な環境は、本塁打王争いに微妙な影響を与えそうだ。

 エンゼルスは14日からホワイトソックス、アスレチックス、アストロズ、マリナーズ、レンジャーズと対戦するが、大谷はいずれのチームの投手も比較的得意にしている。今季25本塁打を放っている本拠地での試合も10試合残している。ただ、レンジャーズ以外はプレーオフ進出の可能性があり、要所で大谷が歩かされる場面は出てくるだろう。

 一方、ブルージェイズはツインズ(中地区5位)と6試合、オリオールズ(東地区5位)と3試合も残しているのは大きい。すでに来季に向けて調整している両チームは、勝敗にこだわらず若手投手などを起用してくることが予想され、制限なく勝負してもらえればゲレロが本塁打量産となる可能性がある。

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