シーズン最重要局面で先発マスク剥奪 阪神・梅野、今オフ移籍の可能性 矢野監督、急な冷遇…球団はFA宣言ならやむなしの構え (2/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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シーズン最重要局面で先発マスク剥奪 阪神・梅野、今オフ移籍の可能性 矢野監督、急な冷遇…球団はFA宣言ならやむなしの構え (2/2ページ)

 「坂本と比べれば、走攻守いずれも能力はまだ梅野の方が上ですが、首脳陣が重視する捕手として大事な要素は投手の信頼を勝ち取ること。日々のコミュニケーションはもちろん、主導権をどちらが握るかも重要です。その点、坂本はあくまで投手の意向に沿いながら配球を組み立てますが、梅野は以前から“自分ファースト”が目立っていた。実際に『梅野とは組みたくない』と漏らす投手もいる」

 履正社高、明大で主将を務めたキャプテンシーが評価され、自己犠牲の姿勢が身についている坂本に実績が伴えば、梅野よりも理想の正捕手像に近いというのが球団側の認識なのだ。

 昨年オフに梅野はFA取得に向け、「いろいろなところで考えたい」と球団側を牽制。今季は正捕手待遇を勝ち取ったうえ、資格取得条件を満たした5月時点ではチームも絶好調だったこともあってか、「今はチームの先頭に立ち、勝つために一生懸命頑張りたい」とコメントも軟化したが、熾烈な優勝争いの中で矢野監督の正味の評価があらわに。すでに球団が来季続投を要請したことを考え合わせれば、阪神での今後のキャリアに不安を抱くのも無理はない。

 パ・リーグ編成担当者は「正捕手のFAは毎年出るもんじゃない。希少価値がある。出場機会を求めて移籍するなら、いま正捕手枠が空いている球団は少ないと思うが、年俸や待遇に加えて引退後の指導者手形を出すことで移籍に前向きになってもらえるのなら、獲得に手を挙げる球団は続出しそう」と話す。

 もっとも、昨季の起用法を巡る騒動でも露呈したが、激しい“外圧”を無視できないのが阪神という球団の体質だ。“梅ちゃんスマイル”に魅了された年配の女性ファンを中心に、関連グッズは球団担当者も驚くほどの売れ行きを続ける。昨季まで3年連続ゴールデングラブ賞に輝き、今夏も日本代表に選ばれた生え抜きの人気捕手の流出に異論が相次げば、矢野監督の意向よりも世間の風を読む可能性はある。

 優先するべきは監督か、選手か。勝利か、興行か。見誤っては暗黒時代に沈んできた歴史を踏まえ、阪神は誰を来季の正捕手に指名するのか。

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