【オヤジのためのサッカー塾】MF三笘薫 相手GKを操る“神業”ドリブルで3得点の大活躍 W杯アジア最終予選のキーマンか - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

MF三笘薫 相手GKを操る“神業”ドリブルで3得点の大活躍 W杯アジア最終予選のキーマンか

 どれも“神業”でした。ベルギー1部サンジロワーズMF三笘薫(24)が16日のセラン戦で後半から出場し、リーグ初ゴールを含む3得点の大活躍。日本人選手のハットトリックで、これほどまでに完璧な3発は久々に見ました。気分爽快です。

 前半に退場者を出して数的不利のなか、2点を追う展開で3ゴールを決めるなんて恐るべし。そしてチームも4-2の勝利ですからね。どの得点も、彼のツボにしっかりはまったゴールでした。

 三笘のJ1リーグでの活躍を見てきたみなさんなら、もうおわかりでしょう。そう、ドリブルです。1点目は最も得意な、ボールを持ったらまず仕掛けるというパターン。左サイドでパスを受け正確にゴールへ流し込む。川崎でもよく見た形ですよね。圧巻だったのが3点目です。左サイドから今度は、これも自分のツボであるロングドリブルで斜めに突進していきます。相手3人を置き去りにしてGKと対決。こうした場面でゴールの確率を高める方法を、ひとつ言いましょう。それは「GKの体の重心を逆にずらす」ことです。

 三笘はGKの逆をつく動きをイメージしながら、ドリブルをしていました。これが本当に素晴らしい。相手GKは左に重心がかかっていました。いや、三笘が自分のドリブルによって、GKの重心を左側にかけているというのが正しい。彼はGKの動きを先刻承知のうえで逆側、ゴール左隅に流し込みました。

 この技術はかなりのハイレベル。相手GKを自分のドリブルで意図通りに動かすためには、まずGKと真正面になるような場面を作り上げないといけませんから。このシーンで三笘は3人を振り切り、独力でGKとの1対1を作り、完璧なゴールで完勝しました。

 来月のW杯アジア最終予選では当然、彼がキーマンですよね。 (元J1横浜監督・水沼貴史)

関連ニュース

アクセスランキング

×