【ダッグアウトの裏側】米大リーグ、ロックアウトで大谷「三刀流」に影響も オーナー側と選手会の交渉難航 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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米大リーグ、ロックアウトで大谷「三刀流」に影響も オーナー側と選手会の交渉難航

 米大リーグで、来季もエンゼルス・大谷翔平選手の活躍が見られるのだろうか。15日に東京・千代田区の日本記者クラブで開かれた会見の生中継を見ながら心配になった。

 実は12月1日で、オーナー側と選手会で結んでいる労使協定が期限を迎える。それまでに新たな協定が締結されない場合、オーナー側がロックアウトを行使する可能性が高いのだ。

 ロックアウトとは、簡単にいえば選手の閉め出し。球団所有のトレーニング施設が使えなくなったり、球団職員のサポートも基本的には受けられなくなったりする。その状況が来春まで続けば当然、トレーニングキャンプは中止。開幕は延期となる。

 ロックアウトになれば、オーナー側はトレードやフリーエージェント(FA)選手との交渉もしないので、補強の動きが止まってしまう。ポスティングシステムによるメジャー挑戦を認められた広島・鈴木誠也外野手(27)の移籍先も決まらない。

 米メディアの報道によれば、交渉はかなり難航している。オーナー側はコロナの影響で収益が悪化したと主張。メジャー最低年俸の引き上げ、FA権取得までの期間短縮などを求める選手会とは大きな隔たりがある。

 筆者の友人で、来日時に浅草の今半ですき焼きをごちそうしたESPNのジェフ・パッサン記者は、ロックアウトを予想。12月上旬にフロリダ州オーランドで開催されるウインターミーティングにメジャーリーグ関係者は参加せず、マイナーリーグ関係者と用具メーカーなどの関連業者だけになるとみている。球団幹部と代理人らが一堂に会する機会が失われれば、トレードやFA選手との交渉に影響が出るのは必至だ。

 会見で大谷は「もっと高くいける」と外野手としての出場にも前向きな姿勢を示した。来春キャンプでの入念な準備が必要だろう。ロックアウトになると、「三刀流」挑戦にも影響が出るかもしれない。 (元全米野球記者協会理事・田代学)

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