“一か八かの賭け”に勝ったヤクルト、仲良し助っ人が大当たり サンタナ逆転V弾でオリックスに2勝1敗 移籍断ったGウィーラーの年俸分で2人獲得 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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“一か八かの賭け”に勝ったヤクルト、仲良し助っ人が大当たり サンタナ逆転V弾でオリックスに2勝1敗 移籍断ったGウィーラーの年俸分で2人獲得

 ヤクルトはドミンゴ・サンタナ外野手(29)が23日、日本シリーズ第3戦(東京ドーム)の7回に逆転決勝2ランを放ち、対戦成績を2勝1敗とした。昨季途中に楽天から持ちかけられたゼラス・ウィーラー内野手(34)=現巨人=のトレード話を断わり、昨年オフにホセ・オスナ内野手(28)とともに補強した助っ人砲が、「ポストシーズンは外国人に気をつけろ」という球界の格言を体現してみせた。 (塚沢健太郎)

 シリーズ12打席目にやっと出た初安打が試合を決める一発となり、サンタナは「勝ったので最高です」とニッコリ。高津監督から「一進一退のなかで最後によく打ってくれた。そこまで安打が1本もなかったので、しっかり狙い球を絞って一発で仕留められたのは、素晴らしい集中力だった」と賛辞を受けた。

 高津監督就任1年目の昨季、唯一の外国人野手だった遊撃手のエスコバーはわずか1本塁打と深刻な火力不足。昨年6月には楽天から来日6年目で余剰戦力となったウィーラーのトレードを打診されたが、「年俸2億円は高すぎる」と断ると、ほどなく巨人への移籍が決まった。チーム内では「ウィーラーが来れば雰囲気が変わる。シーズン半分が過ぎていたから年俸も半額で済むし、グッズ代である程度、回収できるのにもったいない」と惜しむ声が上がった。

 ウィーラーが98試合で12本塁打を放ち巨人のリーグ2連覇に貢献したのに対し、ヤクルトは2年連続最下位。さすがに外国人スラッガーの補強に本腰を入れ、ドミニカ共和国出身でメジャー77発のサンタナを年俸1億400万円、ベネズエラ出身で同24発のオスナを8400万円で獲得した。

 球団フロント関係者は当時、「オスナはメジャーの実績はあまりないが、ウチで活躍したラミレス(前DeNA監督)のようになる可能性がある。サンタナはエスコバーがあまりに非力だったので、本当にパワーだけですよ」と明かしていたが、一か八かに懸けた方の助っ人が当たってしまうのがヤクルトだ。

 2人ともコロナ禍で合流は4月下旬にずれ込んだが、サンタナは・290、19本塁打、62打点、オスナは・258、13本塁打、60打点の活躍。開幕から1軍にいたウィーラーの・289、15本塁打、56打点と遜色ない打棒を発揮した。

 ともに中南米出身の外国人コンビを、高津監督は「すごく仲がいいですし、お互いに情報を指摘し合いながら練習からこなしているのは、すごくいい関係」と評価。同い年でスペイン語圏同士の共闘関係は、米国出身で年上のウィーラーとのコンビでは築けなかったものだろう。助っ人の発掘と活躍させる環境づくりには定評ある、ヤクルトの面目躍如となった。 =金額は推定

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