【金谷多一郎 アマチュアの?を解決】日本のコースに「受けグリーン」が多くなったワケ - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【金谷多一郎 アマチュアの?を解決】日本のコースに「受けグリーン」が多くなったワケ

 日本のコースは受けグリーンが多いので、上りのラインが残るようにグリーンは手前から攻めるのが鉄則と教えられ、カップをオーバーしないように手前の花道から攻めようとしているゴルファーも多いのではないでしょうか。

 しかし、全てのグリーンが受けているかというと、必ずしもそうではありません。では、なぜ受けグリーンが多いといわれてきたのか。

 1970年代ぐらいまでに開場したコースは、ほとんどが高麗とベントに分かれた2グリーンで設計されていました。その特徴は、グリーンの管理や芝質の改良などの技術が進歩していなかったので、グリーンスピードがかなり遅いということです。

 その遅いスピードのグリーンで難易度を高めるためには勾配をきつくするしかなかったので受けグリーンが多くなったというわけです。

 一方、近年のコースにおいては芝質の改良が進み“ニューベント種”なる芝がグリーンで採用されるようになりました。

 ニューベント種の特徴は、強く根が張り、葉が細くて硬いため、密に生やして短く刈り込むのが可能なこと。絨毯でイメージすれば、毛足が太くて長く、目が粗いもののように幅広の葉が寝ていてまばらに生えている従来のベント芝に対し、上質なペルシャ絨毯のように目が細くて隙間なく詰んで生えているのがニューベント種です。

 そのため、芝目が立った状態で短く刈り込むことができるので、多くのコースが10フィート前後、プロツアーにおいては12フィート前後という速いグリーンスピードになりました。その影響で勾配の強い受けグリーンは少なくなり、勾配が緩やかで複雑なアンジュレーションのあるグリーンが主流になったのです。 (次号に続く)

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