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【ジーコの想い】実は大ファン! ネイマールへのまなざし

ニュースカテゴリ:スポーツのサッカー

【ジーコの想い】実は大ファン! ネイマールへのまなざし

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ネイマールにエールを贈るジーコ(C)ZICONAREDE  ブラジル代表FWネイマール(22)=バルセロナ=が日本代表戦(14日・シンガポール)で4ゴールの離れ業を演じた。代表戦での1試合4ゴールはブラジル代表ではネイマールが史上8人目。ブラジル紙「グローボ」(電子版)によると、ブラジルの代表戦で1試合4ゴールを2度達成したのはジーコ(1977年・ボリビア戦、1981年・アイルランド戦)だけだそうだ。

 そのジーコもネイマールの大ファンだ。「次回(2018年)ロシアW杯で世界は本当のネイマールを知るだろう」と太鼓判を押している。

 そのプレーについてジーコに「選手の目の前から突然消える宇宙人のよう。なぜ彼はそんなことができるのか」「ネイマールは天才で、3つ、4つ先を見越してプレーしていると解説者が言っているがどう思うか」と質問してみた。すると「宇宙人? そんな選手がいたら今すぐここに連れてこい。彼は、今その瞬間に対処しているだけだ」とあっさりした答えだった。

 「宇宙人」という言葉を使ったのはほかでもない。かつてジーコ本人が言ったことがあるからだ。1970年代、当時強豪といわれたバレーボールの全日本男子が遠征でブラジルに来た際、ジーコは衝撃を受けたといい、「まるで別次元のプレーだった。宇宙人がバレーをしているようだった」と振り返っていた。

 今でこそ、バレーボールのブラジル代表も強豪となったが、1970年代の全日本が出発点だった。今のサッカー界における、ブラジルと日本の立場はちょうど逆といっていいかもしれない。

 それにしてもネイマールは好調だ。それもドゥンガ新監督になってから。その理由についてジーコは起用されている「ポジション」にあるとみる。

 「ネイマールは司令塔といわれる10番の選手ではない。左サイドの選手だ。しかしW杯(ブラジル大会)では真ん中だった。右でプレーするか、左でプレーするかでまったく違う。サッカー選手には自分のエリアがあり、それを無理に変えることはない。人の視野は場所によって変わるものだ」。スーパースターでも適材適所が重要と説く。

 さらに、五輪、コパ・アメリカ、コンフェデ杯、欧州チャンピオンズリーグ、クラブW杯、W杯と、世界の6大大会すべてでプレーしている「経験」の豊富さも強さの根底にあるという。

 「C・ロナウド(レアル・マドリード)もメッシ(バルセロナ)ももう若手ではない。ネイマールは必ずバロンドール(世界年間最優秀賞)を獲る」。そのまなざしには後輩への愛情が込められていた。

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「PENSAMENTO POSITIVO」(ペンサメント ポジティーボ)はポルトガル語で「ポジティブシンキング」「頑張れ」の意。ジーコがよく色紙に書く言葉の1つ

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