【新・悪韓論】韓国外交官に非エリートの臭い 米国務長官の夕食会なしに「事務的ミス」?

ティラーソン氏(左)と、尹炳世(ユン・ビョンセ)氏は17日、ソウルで米韓外相会談を行った(AP)

 外交官は、どこの国でもエリートだ。外国に対して、国家を代表して行動するのだから、「洗練されたエリート」でなければいけない。韓国でも、そう信じられているが、韓国外交省は実はそうではないようだ。

 韓国ならではの「嫌がらせ」かと思っていると、「事務的ミス」と説明し、それが突き崩されると、笑いだすような「言い訳」を重ね、最後は「われわれは正しかった」で締める。「洗練されていない非エリート」の臭いが漂ってくる。

 一国の閣僚がどこかの国を訪問し、カウンターパートと会談し、1泊したら…カウンターパートが夕食会を催すのは当たり前だ。だが、レックス・ティラーソン米国務長官が先週17日、韓国を訪問した際、韓国は夕食会を開かなかった。

 韓国側は当初、「長官の過密なスケジュールに配慮してセットしなかった」。あるいは「長官の方が拒否した」といった非公式コメントを流した。ところが、ティラーソン氏が「韓国政府は私を夕食会に招かなかった」とインタビューで述べると、あわてて「事務的ミス」と言い始めた。

 そして、締めは「夕食会に招待したが、何らかの理由により米国務省内で話がティラーソン長官に伝わらず、夕食会が実現しなかったと推定される」(朝鮮日報、3月19日)となる。

 つまり、「われわれは正しかった」のだ。

 思い出すのは2013年の東日本大震災の追悼式典を、駐日韓国大使が「事務的ミス」で欠席したことだ。その内容とは「招待のファクスが英語だったので、大使館員が重要なものと思わずうっかり捨てた」(SBS、13年3月12日)。

 追悼式典の開催は、事前に何度も報道されていた。韓国の駐日大使館員とは、現地の報道にも接しないのだろうか。

 しかし、韓国では「英語で送った日本が悪い」「本当に欠席ですかと確認しなかった日本が悪い」との声が高かった。

 15年の安倍晋三首相の韓国訪問でも、大統領との会談後の昼食会がセットされておらず、首相一行は焼き肉屋で昼食をして帰国した。この時、韓国側が言ったのも「事務的ミス」だった。

 「嫌がらせ」ではなく、本当に「事務的ミス」だとしたら、どこに原因があるのだろうか。

 古い記事になるが、「最近3年間の外務公務員特別採用合格者現況を分析した結果、合格者190人のうち81人が採用公告で要求した関連分野の経歴や語学能力を持っていないにもかかわらず選抜された」(東亜日報、10年8月8日)と、与党議員が政府を追及している。資格も能力もないのに、コネ採用された外交官がかなりいるということだ。

 追悼式典の案内状を捨てた大使館員は、もしかしたら本当に英語が読めなかったのかもしれない。しかも漢字も読めないときたら、日米韓にかかわる古い外交記録など理解されるはずもない。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。