【新・悪韓論】「反日」「親北」偏向教育のツケ 正男氏殺害でも揺るがず、燃え「尽きる」まで走る韓国人

ソウルの日本大使館前の慰安婦像。公立高校の校庭にまで設置が広がっているという

 「英国人は歩きながら考える」と言う。その伝で言えば「韓国人は思い込んだら、燃え尽きるまで走る」のではないのか。いま韓国は「ロウソク革命」の自賛に燃え始めたばかりだ。きっと、ますます燃えて「尽きる」ところまで走るのだろう。

 「英国人は歩きながら…」とは、小学校6年生の時に習った。学習塾の先生が「笠信太郎さんの『ものの見方について』(筆者注=現在は朝日文庫から出版)を読め」「これを読まないと、有名私立には合格しない」と勧めたからだ。

 笠氏とは、朝日新聞記者で、最後は論説主幹になった。

 先生の解説は「英国人に比べて、日本人がどれほど劣っているか明らか」といった内容だったと記憶する。今にして思えば、すごい「偏向教育」、ひどい「自虐教育」だ。

 しかし、今日の韓国の学童・学生は、もっとすさまじい「反日」「親北」思想教育環境の中にいる。

 韓国教育省の「独島(日本名・竹島)教育強化」計画では、4月の1週間を「独島教育週間」とし、130カ所の小中高校を「独島守護学校」に指定し、「日本の不当な領有権主張に論理的に対応できる力を育てよう」というのだ。つまり、小学生の時から、しっかり「思想教育」をするのだ。

 歴史や公民の教科書の中に、申し訳程度に「竹島は日本領」「韓国が不法占拠」との記述がある日本とは、次元が違う。

 ある公立高校は、校庭に慰安婦の銅像を設置した。

 日本の二宮金次郎の像なら学ぶところが大きいが、韓国の生徒は慰安婦像から何を学ぶのだろうか。ファンタジー史に基づく「対日憎悪」の気持ちを強めるだけだろう。

 明らかなことは、韓国は「日本国・日本人=絶対の悪」式の教育を70年間も続けてきた。だから、新採用された教師たちは、心の底から「反日=正義=愛国」と信じている。

 しかも彼らは漢字を読めないから、原史料に当たることはない。教えられたファンタジー史を、そのまま信じているのだ。そうした状況の中で、頭が「反日=正義」に凝り固まった「次世代の教師」が再生産されていく。恐ろしいことだ。

 「親北」教育は、より深刻だ。日本の日教組(日本教職員組合)よりも過激で集団行動的な韓国の全教祖(全国教職員労働組合)は「戦後の歴史は、すべて北朝鮮が正しかったことを示している…今もだ」と代を重ねて教えてきた。

 だから、韓国のエスタブリッシュメントの中には、汚職だらけのブルジョア生活を享受しながら「頭の中はマルクス・北朝鮮万歳」組がたくさんいる。そういえば、過激な反日・親北発言で「韓国のトランプ」と称される李在明(イ・ジェミョン)城南市長は、この1年間に株式のもうけだけで3億ウォン(約2970万円)もあったとか。

 ともかく、「北朝鮮は過去も現在も絶対に正しい」とする教育が積み重ねられてきているから、韓国の親北派の中核は「金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件」を目(ま)の当たりにしても、微動だにしないのだ。

 韓国人の大勢はいま、「水に落ちた犬(朴槿恵=パク・クネ=前大統領と財閥総帥)をたたけ」と燃えている。燃え尽きる所まで突っ走るしかあるまい。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。