【不肖・宮嶋 コラコラ記】塀の中に落ちた朴容疑者 北を「信頼する」次期大統領候補、日本は敵だらけと覚悟すべきや

逮捕され、韓国・ソウル拘置所に到着した前大統領の朴槿恵容疑者(中央)=3月31日(AP)

 まぁ、めでたさも中ぐらいか…あの朝鮮半島の女前大統領が塀の中へ落ちよったことや。あの国は必ず大統領本人か家族が、はたまた両方が逮捕されるか、殺されるか、自殺するか、亡命するかのワルの連鎖の記録更新中や。あの女前大統領、両親がともに暗殺され、本人も10年は塀の中やろ。ホンマ不幸な星の下というか、とんでもない国に生まれたのう…何でそんな国の大統領になろうと思うたの?

 そんな運命の巡り合わせにも不思議と同情できんのは何でやろ? そりゃあ産経新聞の元ソウル支局長を無実の罪で数カ月間も出国・帰国できんようにしよったからである。その元支局長を陥れた配下の韓国検察に今度は、おんどれがふんじばられよったのである。

 そやけど、喜んでばっかもおられんで。相手は民主主義とポピュリズムの違いも分からん民族である。前の大戦でともに戦った日本人より、今は休戦中とはいえ、朝鮮戦争の敵国であり、ラングーン事件や大韓航空爆破事件という大量無差別テロで多くの閣僚から国民まで殺した北朝鮮の方が、同じ民族というだけで信頼に足るとコク始末なのである。他ならぬ次の大統領候補がやで。

 おかしいやろっ、ていうより、日本に対する“宣戦布告”に等しいで。当然、ありもしない「強制連行された慰安婦」に関する日韓合意もなかったこと、10億円はやらずぶったくりや。

 今やその同胞は核兵器を手に入れ、いつでも日本や在日米軍基地にそれをブチ込むと堂々と宣言する一党ならぬ一族独裁国家やで。その首魁(しゅかい)のアホボンをちょっとでも批判しただけで、たとえ親族であっても刺客を送り、抹殺する国家やで。

 そんな国と、日本人より仲良くすると、今からコイとる人が次の大統領やて? ホンマ、話し合う余地があると考える韓国もやが、今回、北朝鮮の大使館員らを「無傷」で帰したマレーシアもどないかしとるで。

 いや…怒ってばっかで頭に血が上りすぎてもいかん…マレーシアは悪魔と取引したとはいえ、北朝鮮で人質となっていた9人の外交官を取り戻したんや。この手法はわが国も見習うべきちゃうか。いつまでも話の通じん悪党と「粘り強く」「話し合いで」では日本人拉致被害者は帰ってこんぞ。

 「人道的配慮」で「法律にのっとって」「粛々」と、成田空港に偽造パスポートで来日した金正男氏をワシらのカメラの前で堂々と引き回した揚げ句、釈放してどうなった? あのまま日本に亡命させとったら殺されずに済んだばかりか、拉致被害者と交換できる人質としての価値あったんちゃうか?

 わが国の回りは「敵」だらけや。こんなときに駐韓大使が帰任やて、何寝ぼけとんのや。

 ■宮嶋茂樹(みやじま・しげき)報道カメラマン。1961年、兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンをへて、フリーになり、数々のスクープ写真を撮影。世界の戦場でも取材を行う。