【不肖・宮嶋 コラコラ記】ウソとべんちゃらの中国共産党大会 広がる習主席の個人崇拝、北の独裁者一族と同じや

北京で行われた中国共産党の第19回党大会の開幕式で演説する習近平総書記=今月18日(AP)

 あーあ、総選挙終わってもうた。あっという間やったのう。結果はどうあれ、よかったやん、選挙でけるだけ。

 「安倍政権倒せ」やの「憲法改正許さん」といちびっとった“反日”センセイもその支持団体も、自称・市民団体も、隣のコワい国みたいに、独裁政権から逮捕されることもなければ、殺されることもないんやから。

 そんな日本の総選挙は終わったけど、中国大陸じゃ、5年に一度の共産党大会、延々やっとったな。漢民族が侵略・大虐殺・洗脳を繰り返したチベット、ウイグルからも共産党の幹部が北京に集まり、民主的に選挙やって主席やの書記局やの軍部の幹部選んだり、信任したり…なんてことは絶対にない。民主主義も選挙も大陸の中国語の辞書にはないんや。

 要は中国共産党の習近平総書記(国家主席)をヨイショして「喜んで信任申し上げ、どうか御願いですから総書記サマを続け、13億中国人民をビシビシ指導してくださいませ、と全人民が願っております」とこれ見よがしに宣伝する儀式を延々やっとるのである。

 習総書記サマのおかげで経済は何パーも改善されましたやの、田舎でもハッピーに暮らせるようになりましたやの、少数民族でも迫害どころか教育を受けましたやの、汚職なくなりましたやの、ウソとおべんちゃらにまみれた三文芝居を全人民に見せつけとるのである。

 もちろん習総書記を信任できません、と「安倍政治ノー」みたいなことをコク共産党員もゼロやろ。というか、そんな勇気あるヤツはこんな時期に北京へ来られん。その前に、一族もろとも強制収容所にブチ込まれとるのである。

 「ウソこくな、今この瞬間も汚職官僚はウハウハ私腹肥やし、日本に観光旅行来ては、北海道の水源地や東京都内の不動産、買い漁っとる。それに中国郊外のゴーストタウンは何や。第一そんなに中国がエエ国やったら何で膨大な国民が日米やヨーロッパへ逃げて(移民)ゆくんや。何でホンマのこというただけで一族郎党が刑務所にブチ込まれるんや」なんて質問するヤツもおらん。

 そんな共産党大会のこの時期にや、習総書記の生家が永久保存され、中国全土で個人崇拝が進んどるのである。この21世紀にやで。

 どっかで聞いた話やろ。そうや、ウソで塗り固めたあの北の独裁者一族と同じや。まぁウソやったら中国が本家やで。ありもしない「南京大虐殺の犠牲者30万人」やの、あの大戦で中国共産党軍が「日本軍に勝った」やの…。

 テレビで「安倍独裁政治を許すな」とコイとる皆サマ、それは中国や北朝鮮に言うべきやろ。 

 ■宮嶋茂樹(みやじま・しげき) 報道カメラマン。1961年、兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンをへて、フリーになり、数々のスクープ写真を撮影。世界の戦場でも取材を行う。