【不肖・宮嶋 コラコラ記】愛煙家ばかりイジメんな! たばこの煙より社会の悪やろ、列車内はスマホ禁止にせよ

愛煙家には厳しい世の中に…(写真と本文は関係ありません)

 東京五輪(2020年)までに屋外プラス飲食店はおろか、すべての公共の屋内も禁煙にしようとするたくらみが進んどる。

 受動喫煙…つまり、横でプカプカ、たばこ吸われたら、喫煙者が吐く煙を非喫煙者が吸い込んで肺がんなどになるっちゅうわけや。だから何が何でも五輪までには全面禁煙にせえ、とおっしゃるのである。

 それホンマか。肺がんと喫煙の因果関係はまだ完全には証明されてないハズや。そりゃあ、健康には何らかの影響はあるやろ。ニコチンには中毒性もあるんや。ワシも30年以上たばこ吸うとったから身にしみて知っとるで。せやけど、そこまで愛煙家を目のカタキにせんでもエエやん。

 確かにいまだに堂々と吸い殻ポイ捨てしとるヤツおるで。しゃあけどな、たばこの副流煙よりももっと人類に有害なもんもあるやん。

 インターネットや。それにどこからでもつながるスマホやケータイと呼ばれとる悪魔のエレキテル器や。世間騒がしとる日馬富士の暴行事件のきっかけも貴ノ岩のスマホにかかってきた彼女からのメッセージというやないか。横綱の説教より夢中になるくらいオモロイんやろ。

 取り調べが続いとる神奈川県座間市の「9人殺し」の男もインターネットを通して被害者を物色してたっちゅうし、振り込め詐欺では「飛ばし」といわれる、名義が実在せん足のつかん違法ケータイが使われとるんは常識や。近ごろ、はやりのほとんどの重大かつ凶悪事件の手口にはネットやスマホが使われとるっちゅうことである。

 もちろん事件解決や防止にそのツールが使われることもあるけど、それがなければ、そんな犯罪起こりようもなかったことも事実である。

 何が言いたいかって、日本人はもはや愛煙家のたばこと一緒で、それらなくしてはもはや生きていけん体になっとるちゅうことや。そんな有害なものこそ禁止したら禁断症状でるから、ごっつい税金かけたらどないや。カタギの青少年の手に入らんように、また使うにしてもめちゃくちゃ目立ちまくるようにするんや。どうしても必要なもんやったら高い税金払うても持つもんや。ワシや同業者も30年も前は何十万円も払うて自動車電話持っとったで。

 屋内禁煙にする前に電車の中でのケータイ禁止にせえよ。優先席に堂々と座ったガキどもや車内全員がスマホやケータイいじっとる光景なんか日本にしかない珍現象や。コイツらからケータイ取り上げたら新聞も週刊誌も再び売り上げ伸びるわ。

 とにかくわれら大人は青少年の健全な育成に責任があるんや。もちろんワシらもたばこの増税も甘んじてガマンする。間違ってもイジメたらアカンで。そしてインターネット、ケータイ、SNS回線の税金も忘れたらアカンで。

 ■宮嶋茂樹(みやじま・しげき) 報道カメラマン。1961年、兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンをへて、フリーになり、数々のスクープ写真を撮影。世界の戦場でも取材を行う。