韓国、慰安婦問題でまた卑劣… 「吉田証言」正当化の説明板設置、「謝罪碑」修正の奥茂治氏が発見

謝罪碑の脇に設置された吉田証言を正当化する「説明板」

 韓国が、慰安婦問題でまた卑劣さを見せつけた。朝日新聞などにウソ八百の証言をしていた吉田清治氏(故人)が韓国内に建てた「謝罪碑」が日本人有志によって修正されたが、この碑の脇に、吉田証言を正当化する「説明板」をひそかに設置していたのだ。日韓合意を無視するような暴挙は、朝鮮半島危機の中でも、両国の溝を確実に深くする。朝日新聞の大誤報の罪は甚大だ。ジャーナリストの大高未貴氏が緊急寄稿した。

 問題の「説明板」は、元自衛官の奥茂治氏(69)が今月初め、韓国中部、天安(チョナン)市の国立墓地にある吉田氏の碑を確認しに訪れた際、発見した。夏以降に設置したとみられる。

 奥氏は今年3月、吉田氏の長男の「父の偽証が日韓友好を妨げている」という依頼を受け、国立墓地の碑に別の石板を貼りつけ、謝罪碑を「慰霊碑」に修正した。韓国警察の出頭要請に応じ、奥氏は6月に再訪韓して一時拘束された後、出国禁止のまま9月に公用物損傷罪などで在宅起訴された。21日が初公判だ。

 説明板には「吉田清治謝罪碑の無断毀損(きそん)の経緯」とあり、次のような、あぜんとする内容が記されていた。

 《日本人吉田清治は太平洋戦争当時、慰安婦など、朝鮮人6000人を強制連行する任務を行った。1983年、自分の戦争犯罪行為を認めて、懺悔する自叙伝『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』を著述し、印税の一部を謝罪碑の設置費として支援した(抜粋)》

 吉田氏の「強制連行」証言は、朝日新聞も偽証と認めたが、説明板では事実となっていた。そのうえで、謝罪碑設置や吉田氏の懺悔文、奥氏による石板の貼りつけから修復まで経緯が刻まれていた。

 一応、《吉田証言の偽証議論がいまなお存在し…》という記述はあるが、日本と日本人を貶め、日韓関係を傷つけた朝日新聞の大誤報には触れずに、《謝罪碑を慰霊碑に切り替えて隠そうとしても、日本がわが民族を強制徴用し、蛮行を犯した行為は変わらない》と断罪しているのだ。

 吉田氏については、出身高校の卒業名簿に生前から「死亡」と記されるなど、素性や背景に不可解な部分が多々ある。私(大高)は著書『父の謝罪碑を撤去します 慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の独白』(産経新聞出版)で、この核心にも迫っている。

 隣国はいつまで、虚偽にまみれた吉田氏にすがりつくつもりなのか。

 奥氏は「韓国にとって、吉田氏の謝罪碑は、事実無根である強制連行を既成事実化するための『政治色を帯びたプロパガンダ碑』に他ならない。朝日新聞は責任があるのに、一連の事実をほぼ報道しない。これでは、報道機関の資格はないのではないか。すべては、私の裁判で明らかになる」と語っている。