山尾氏の立民“復党”に政治ジャーナリスト「ムシが良すぎ」 入党で支持率急落のリスクも

この人にとって政治とは誰のため?

 ダブル不倫疑惑の渦中にある無所属の山尾志桜里衆院議員(43)が26日、立憲民主党の枝野幸男代表と国会内で会い、入党届を提出。立憲民主党は同日午後の常任幹事会で、山尾氏の入党を決定した。「二重国籍」問題を引きずる民進党の蓮舫元代表(50)も同日、同党に離党届を提出。その直後に枝野氏と国会内で会談し、立憲民主党への入党届を提出した。疑惑を抱えたままの2人の入党は、立憲民主党にとって、支持率急落のリスクをはらむ。

 「都合の悪いことに頬被りし、何もなかったかのように生き残りの道を探しているようだ。ムシが良すぎる」

 政治ジャーナリストの安積明子氏は、山尾、蓮舫両氏の姿勢について、こう指摘した。

 その山尾氏は、枝野氏との会談後、記者団に「憲法に関する考え方が一致している。理念や哲学も共有でき、政策の実現につなげたい」と語った。自身の疑惑を説明することはなかった。

 山尾氏は、10・22衆院選をわずか834票差で勝ち抜き、神奈川新聞の取材に「『私』の部分に一定のラインを引く」と一方的に宣言した。

 安積氏は「公私を分けるといって、自分と他人を分けている。他人に厳しく、自分に甘い」と突き放した。

 山尾氏が選挙後に、お相手と週刊文春に報じられた倉持麟太郎弁護士(34)を政策顧問に起用すると明らかにしたことも、「選挙で、有権者に『起用の是非』を問うていたら、結果が変わっていたかもしれない。『後出しじゃんけん』で、卑怯(ひきょう)に感じる」と非難した。

 一方、安積氏は、蓮舫氏の姿勢も問題視する。

 民進党改革案を議論する両院議員総会(26日)の前日に、枝野氏と会談したことについて、「センスがおかしい。代表経験者なら、最後まで党の再生に力を尽くすべきだ」と語った。

 そもそも、民進党低迷は、昨年発覚した蓮舫氏の「二重国籍」問題も大きく影響している。

 安積氏は「『民進党が混乱に陥ったのは、誰のせいか』と言いたい。蓮舫氏がリーダーとしての説明責任を果たさなかったからではないか。民進党再生の議論に茶々を入れるような振る舞いをするぐらいなら、立憲民主党にさっさと行った方がいい」と言い切った。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の最新の合同世論調査(12月16、17両日実施)では、立憲民主党の政党支持率は13・9%。11月の前回調査(15・3%)から低下している。

 2人の入党で、さらに拍車がかかるのか。