茂木氏の線香配布問題、野党に“ブーメラン”の可能性も 過去に山尾氏は政党支部の香典支出…

茂木氏(写真)を攻める野党だが、山尾氏らに壮大なブーメラン再びか

 茂木敏充経済再生担当相の秘書が選挙区有権者に線香を配布した問題で、立憲民主、希望、共産の各党と衆院の民進党系会派「無所属の会」は1月31日、衆院予算委員会での集中審議を求める方針を与党側に伝えた。1日の参院予算委員会でも追及姿勢を崩さないが、実は、野党議員にも過去に酷似した疑惑が指摘されている。ブーメランもあり得る展開だ。

 「その場に居合わせているわけではないので分からない」

 茂木氏は1月31日の参院予算委で、秘書が線香を配布する際に名刺を持参したかを問われ、こう答弁した。公職選挙法違反の可能性は否定した。

 公選法では、政治家本人が選挙区内の人に金品の寄付を行うことは、原則として禁止されている。一方、政党支部など政治家が代表を務める団体については、「(政治家の)名前を出さなければ寄付してもよい」と受け止められている。

 茂木氏は「(線香に)氏名は入っておらず、政党支部の政治活動として配布した」と説明し、「問題ない」と主張しているが、一般の国民としては疑問は残る。

 ただ、過去には野党議員も同様の疑惑を指摘されていた。

 立憲民主党の山尾志桜里衆院議員は、民進党政調会長だった2016年5月、自身の政党支部が、選挙区内の有権者に花代や香典を支出していたことを認めたうえで、以下のように語った。

 「(政党)支部が支出をすることは、禁止されていないということが、民進党の統一見解であります」

 山尾氏は「ヤメ検」の弁護士である。

 茂木氏疑惑の集中審議を求めた野党の多くが、民進党から分裂した政党であり、他の野党議員にも、類似した支出が指摘されている。

 ブーメランの可能性もあるなか、どこまで野党は本気で追及するのか。