【親も知らない今どき入試】主要私立大志願者増ランク トップは中央大学、全学部で志願者増

 今年も私立大の人気が高い。そこで、今週は、志願者が増えている主要私立大ランク=2日現在=を紹介したい。主な私立大約100大学を調査した。

 私大人気が止まらない。今年も現段階で昨年比で8%も志願者が増えている。経済系学部を中心に文系学部人気が高い。国公立大は理系学部の定員が多く、文系学部が数多く設置されている私立大人気が高い。

 予備校関係者は「出足が早まっていると思う。昨年は定員の厳格化の影響で、合格者を減らす大手私大が多かった。今年も合格者が絞られることを想定し、併願校を増やしていることは間違いない。また、昨年は2月試験で合格者が絞られ、不合格になった受験生が多かったが、今は現役進学を望む受験生が多い。そのため、3月試験に殺到し、約15%も志願者が増えた。3月試験は、大手私大の実施校は限られるため、今年は2月試験で合格を勝ち取りたいとの考えが強まり、志願者が多いと見ます」という。

 どんな大学が志願者を増やしているのか。トップは集計途中ながら、中央大で、18・1%の大幅増。2位は志願者数が確定した立教大で14・6%増だった。

 中央大は全学部で志願者が増える人気ぶり。昨年、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)のなかで、唯一志願者減だった反動もあると見られる。立教大は、センター試験利用入試で志願者が大きく増えた。

 3位以下の志願者の伸びについて、大学関係者は「東京都市大、成城大は昨年、志願者が減ったことから狙われ、受験生の安全志向もあると思われます」という。

 東京都市大は試験日を増やし、英語の試験の代わりに外部の英検など検定試験の成績を代用できる方式を導入したことも人気の理由だろう。

 ランク上位の大学では、8位の明治大、10位の法政大がすでに昨年を上回る人気。今後、さらに志願者が増えていくと見られる。今年の私大入試も、昨年以上に激戦になることは間違いない。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。