韓国に解決の意志なし…慰安婦謝罪碑問題で元自衛官が持ち帰った「証拠」 ジャーナリスト・大高未貴氏が寄稿

吉田清治氏が設置した謝罪碑と、奥氏が貼りつけた石板(下)=韓国・天安市

 朝鮮半島で女性を強制連行したと、朝日新聞などにウソ八百の証言をした吉田清治氏(故人)が韓国に建てた謝罪碑を書き換えたとして、公用物損傷罪などで有罪(懲役6月、執行猶予2年)が確定した元自衛官、奥茂治氏(69)が「重要な証拠」を持ち帰った。隣国は、虚偽の謝罪碑を小中学生の教育などに悪用して、日本と日本人を永遠に貶める腹のようだ。ジャーナリストの大高未貴氏が寄稿した。

 奥氏は今月2日、7カ月以上にわたった出国禁止措置が解かれて帰国した。大田(テジョン)地裁天安(チョナン)支部で1月、有罪判決を受けて即控訴したが、裁判所から慰安婦に関係する新たな証拠が入手できたことと、今後の碑の完全撤去を求める民事訴訟などを見据えて取り下げた。

 判決文には、韓国が謝罪碑を《公務所(=公務員が職務を行うため、国または公共団体が設けている場所)で管理・使用している》という文言が3回も登場した。

 朝日新聞も大誤報を認めた事実と異なる内容の碑を、国家として使用しているのだから、あきれるしかない。

 加えて、奥氏は裁判で、韓国・福祉保健部「国立望郷の丘」の管理者が、謝罪碑建立許可を申請した際の文書も入手した。「謝罪碑建立の長所・短所」として、以下の記述があった。

 《長所=小中高生の修学旅行における教育の場。日本人の残忍性を公開。無名の故人の慰労…》

 《短所=日本国家としての謝罪ではなく、個人としての謝罪なので、わが民族は満足できない》

 韓国の歴代政権は「和解のために謝罪をしてほしい。そうすれば二度と歴史問題を蒸し返さない」といい、日本は何度も不必要な謝罪を繰り返してきた。1965年の日韓基本条約と日韓請求権協定で、すべて終結しているのにである。「河野官房長官談話」は、その最たる例だ。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権が、「最終的かつ不可逆的に解決」という2015年の日韓合意を事実上破棄したことで再認識できたが、韓国は慰安婦問題を解決する気などない。奥氏が持ち帰った「証拠」は、事実無根の内容で日本を攻撃し続ける、隣国の正体を明らかにしている。

 朝日新聞は1983年12月24日朝刊で、吉田氏の謝罪碑建立を「たった一人の謝罪」として、美談仕立てで報じている。もし、韓国の意図も理解して報じていたとすれば、背筋が凍る思いだ。