米、北圧力強化に傾斜か 「対話重視」の特別代表・ユン氏が辞任へ

ジョセフ・ユン特別代表

 ドナルド・トランプ米政権は、北朝鮮への「圧力強化」に傾斜を強めそうだ。対話を重視していた国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表が辞任することが明らかになった。「個人的な理由」とされているが、北朝鮮政策でのホワイトハウスとの路線の違いが原因との見方も浮上している。

 米国務省のヘザー・ナウアート報道官は26日、ユン氏の辞任を明らかにした。レックス・ティラーソン国務長官も「仕方なしに」辞任を受け入れたという。米メディアによると、来月2日に正式に辞任する。

 トランプ政権が北朝鮮に「最大限の圧力」をかける路線を打ち出すなか、ユン氏は早くから米朝対話の実施を積極的に提唱していた。

 駐韓大使への「内定」が伝えられたジョージタウン大学教授のビクター・チャ氏の人事が「白紙」となった背景にも、北朝鮮政策での考えの違いが取り沙汰された。

 一連の人事は、政権内で、対北強硬派の力が強まっていることを示しているのかもしれない。