“蒸し返し”韓国は無視しろ! 韓国外相の慰安婦問題言及に識者「相手にしない姿勢貫け」

国連で慰安婦問題を蒸し返した韓国の康京和外相(共同)

 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相が、ジュネーブで開かれた国連人権理事会で慰安婦問題に言及したことに、日本政府が猛反発している。慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意(2015年)を履行せず、国際社会で日本を貶めるのは「親北左派」の文在寅(ムン・ジェイン)政権の許し難い体質といえる。日本はどうすべきなのか。

 康氏は2月26日、国連人権理事会で、慰安婦問題の日韓合意は元慰安婦救済に十分ではないと指摘し、「政府は被害者の傷を癒やし、尊厳回復のための手段をとる」と演説した。

 日本政府は当然、韓国政府に抗議した。河野太郎外相は同月27日の記者会見で「日韓合意は(慰安婦問題を)最終的かつ不可逆的な解決策として両国が合意したものだ。韓国政府がやらなければいけないことを着実に履行することが、そういうことにつながっていくと思う」と述べた。

 確かに、韓国政府は合意を履行していない。

 韓国政府が「適切に解決されるよう努力する」と約束したソウルの日本大使館前の慰安婦像は撤去されていない。16年12月には、釜山の日本総領事館前にも像が設置された。自国の「不作為」を棚上げして問題を蒸し返すなど、ふざけるなとしかいいようがない。

 国際舞台で「正義の味方」のように振る舞う康氏だが、実は「スキャンダルにまみれた人物」として話題になった。

 国連事務総長特別補佐官などを経て、文政権で外相候補に指名された際、娘を母校の高校に入学させるために居住地を偽った「偽装転入」や、税金の申告漏れ、家族名義の不動産取引などの疑惑について、野党から集中砲火を浴びている。

 今回の国連での慰安婦言及をどう見るか。

 韓国情勢に詳しい麗澤大学の西岡力客員教授は「文政権の支持勢力は『親北左派』で、日韓関係が悪くなればなるほど、都合がいいと思っている。さらに、『朴槿恵(パク・クネ)前大統領が悪かった』というのが彼らの正当性で、『朴氏が結んだ日韓合意も悪い』となる。日本としては相手をしないことだ。蒸し返される責任は半分、応じる側にもある。日本が応じなければ外交問題にはならない。相手にしない姿勢を貫きつつ、韓国に日韓合意の履行、慰安婦像の撤去を求めていくべきだ」と指摘した。