【新・カジノ情報局】「テキサス・ホールデム」ルール解説 役の強さにマークは関係ない

新・カジノ情報局

★ポーカー“超”入門(1)

 夕刊フジの紙面上で、何度かポーカー大会の結果速報をお届けしてきた。ここ15年ほど、大会の主流となっている種目は『テキサス・ホールデム』。ただ、世界的なトーナメントで採用されているこのルールを、丁寧に紹介する機会がなかったかと思う。

 スポーツ観戦にしても、ルールを知っているか知らないかで、面白さは大違い。運だけではなく、スキルだけでも勝てないポーカーの魅力が少しでも伝わればと、“超”入門編をスタートする。

 【手札は2枚】

 「ポーカー」と聞けば始めに5枚のカードが配られて、1回だけ交換(これをドローという)することでより強い役をつくる、基本的なゲームを思い浮かべる人がほとんどかもしれない。

 しかし、テキサス~で各自に配られる手札は伏せられた2枚だけ。相手には見えないこの2枚と、場に開かれる5枚の共通カードを合わせた計7枚のうち、任意の5枚でできる役の強弱を競う。手札を2枚とも使う必要はない。

 【役の強さ】

 では、役のおさらいをしておこう。石野真子の『ハートで勝負』(1980年)の歌詞を覚えている人(少ないか?)なら、(1)ワンペア<(2)ツーペア<(3)スリーカードまでは大丈夫。

 ストレートとフラッシュの強さがあやふやな人もいるのでは。〈表〉に示した「7枚でできる出現確率」の低い=難しい、(5)フラッシュの方が(4)ストレートより強い。

 さらに強いのは、同じ数字3枚と同じ数字2枚の組み合わせ=(6)フルハウス。日本で(7)フォーカードと呼ばれる同じ数字4枚の組み合わせは、海外ではフォー・オブ・ア・カインド、もしくはクアッズ(Quads)と呼ばれる。

 同じマークの連続した数字5枚でできる(8)ストレートフラッシュの出現確率は0・031%。約3200回に1回しか見られない。A~10の“ストフラ”が日本でいうロイヤルストレートフラッシュ、最強役の(9)ロイヤルフラッシュだ。

 【ハイカード】

 ポーカーはベットし合いながら、相手を振り落としていくゲーム。最後残った2人が結局はどちらも「役なし」というケースもザラにある。こうした「ノーペア」「ブタ」にも強弱はつく。どちらがカードランキング(Aが最強、以下K、Q…3、2の順)が上のカードを持っているかで決めるのだ。例えば、A(スペード)K(ダイヤ)Q(スペード)8(スペード)6(ダイヤ)はA(ハート)K(ダイヤ)J(スペード)8(スペード)6(ダイヤ)よりも上。なお、マーク(スーツという)の違いは強さには関係しない。

 【キッカー勝負】

 同じ役ができたときはどうやって勝負を決めるか。まず、手役に使われているカードのカードランキングを比較。これが同位のときは、役に使われていないカードの強さを比べて判定する。同じAとJのツーペアでも、A(クローバー)A(ダイヤ)J(スペード)J(ハート)9(ハート)はA(スペード)A(ダイヤ)J(スペード)J(ハート)8(スペード)よりも上。勝負の決め手になる、役に使われていないカードのことは「キッカー」と呼ばれる。(ギャンブルライター・片山真)=次回は「ゲームの進め方」