玉木議員の質問に笑った安倍首相、ストレス限界のサインか

提供:NEWSポストセブン 
尋常でない「目つき」になることも

 国会審議中の安倍晋三首相が尋常ではない「目つき」になる瞬間がある。そのことに気づいたのは予算委員会で大臣席と向かい合って座る与党席の議員たちだった。与党の予算委員が語る。

 「厚労省の労働基準局長が答弁に立つたび、総理は局長が官僚席から答弁席につくまでずっと姿を追い、もの凄い目でにらみつけている。例のデータ捏造問題の責任者だから総理が怒るのは無理もないが、あの目つきは普通じゃない。捏造問題が相当なストレスになっているようだ」

 国会では安倍政権の看板政策「働き方改革」の柱となる裁量労働制をめぐって厚労省が統計データを捏造していた問題が大炎上し、首相は答弁撤回と謝罪に追い込まれた。さらに同省の地下倉庫から加藤勝信・厚労相が「廃棄した」と答弁していた段ボール32箱分の資料(調査票)が発見され、省ぐるみで“証拠隠滅”を図ろうとしたのではないかという疑惑まで浮上。

 ついに首相は今国会での裁量労働制の導入断念に追い込まれた。腸が煮えかえっているのは当然だろう。国会答弁にも“異変”が見られる。安倍首相は窮地に立たされると逆ギレして早口でまくしたてる癖がある。

 「森羅万象について私が詳細を把握しているわけではありません」

 データ捏造問題でもそう反論していたが、2月26日の予算委員会では様子が違った。玉木雄一郎・希望の党代表の質問にニタニタと笑いを浮かべ、玉木氏を「なんでこんなときに笑えるのか!」と激怒させたのだ。

 だが、安倍首相は質問をバカにしたわけではなさそうだ。ベテラン心理カウンセラーに言わせると、「人は極度に不安を抱えて耐えられなくなると、ストレスを緩和するために笑いが浮かぶことがある」という。首相のストレスは限界に近づいているようなのだ。

 ※週刊ポスト2018年3月16日号