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【高橋洋一 日本の解き方】野党の「追及3点セット」は不要! 臨時国会で審議すべき問題は「経済」と「安全保障」と「憲法改正」だ (1/2ページ)

 4日に召集された臨時国会で、野党は(1)国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金全額不交付問題(2)かんぽ生命保険報道をめぐるNHKの続編見送り問題(3)関西電力の金品受領問題を「追及3点セット」にする-と報じられている。

 この3点は確かにテレビなどで取り上げられている問題であるが、それぞれ(1)は愛知県、(2)はNHK、(3)は関電の問題であって、政権の問題でも、国の大きな政策に関わる話でもない。これらのうち、国が関わるのは(1)の文化庁予算8000万円弱だけだ。

 臨時国会で議論するとしても、(1)は文部科学委員会、(2)は総務委員会、(3)は経済産業委員会において、所管省庁の事務方と質疑を行う程度の問題だ。文化庁の予算も、金額的には担当課長レベルの話だ。

 それよりも大きな国全体の話としては、10月からの消費増税の影響がある。

 麻生太郎財務相は、追加経済対策は要らないと述べたようだが、どうだろうか。現状はマイナス金利なのだから、ゼロ金利になるまで国債発行すべきなのに、それを行わないとすれば、政府の無策は非難されてしかるべきだ。

 さらに、海外に目を向ければ、国の重大事である安全保障上の問題が山積している。ホルムズ海峡の日本タンカーをどのように守るのか。北朝鮮の核をどうするのか。中国の新型中距離ミサイルに対して国防はどう対応すればよいのか。

 ホルムズ海峡では、米国中心の有志連合に参加するのか、日本独自で守るのか、何もせずに放置するかの三択になる。有志連合もしくは日本独自で守る場合には、特別措置法が必要になる。もちろんいずれの場合も外交努力が必要なのはいうまでもない。

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