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【室谷克実 新・悪韓論】“左翼の巫女”の呪いに覆われた国 繰り返される「韓国型公憤の興奮劇」 (2/2ページ)

 韓国の民も、日本のワイドショーファンも、「巫女」である崔被告が大統領を「操り人形」にしていたと思っている。

 しかし、崔被告を巫女だとしたのは「左翼の巫女」なのだ。事件が拡大してから、もう2カ月になろうとするのに、出てくるのは崔被告の利権あさりの件ばかり。彼女のどういう指示で、国の政策がどう変わったのかは、まったく出てこない。

 「日韓慰安婦合意も崔順実の指示だったはずだ」「開城(ケソン)工業団地の撤収も」「日韓軍事情報保護協定も…指示だったはずだ」と、推測によるアジばかりだ。

 「公憤」で燃える民は、デモクラシーとデモンストレーションの区別もつかないまま、アジを信じているようだ。そして、「水に落ちた犬はたたけ」を“よし”とする国民性が躍動している。

 この先に待ち受けているのは、反米・反日・従北の政権である可能性が高い。

 その政権が経済政策を決定的に誤ったとき、国民は「すべては大統領のせいだ。私はあんな大統領を初めから支持していなかった」と“韓国型公憤の興奮劇”を、また見せてくれるに違いない。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

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