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【室谷克実 新・悪韓論】半島危機は「二の次」の愚 韓国の死活問題なのに…米中首脳会談でも“あさっての方向”に噛みつく (2/2ページ)

 韓国のマスコミは、マイク・ペンス米副大統領が日本で行った記者会見の中で、「東海」と言わず「日本海」と述べたことにもかみついた。ペンス氏が述べたのは「日本海を越えた向こうでの挑発」、つまり北朝鮮のことだ。

 それは、韓国にとっても重大事なのに、副大統領発言の内容ではなく、「東海と言わず日本海と言った」ことを問題にしたのだ。

 ペンス氏がオーストラリアに飛び、そこでまた「日本海」と言うや、聯合ニュースは「米副大統領、『日本海』と問題発言、『東海』表記要求にソッポ」(4月22日)との見出しで、ハングル1000字近い記事を配信した。見出しだけで一目瞭然、韓国人にとっての問題は発言の中身ではない。「日本海」と言ったことなのだ。

 こんな報道を読んでいれば、国民の目はどんどん「あさって」の方を向いていくだろう。いや、日本の一部のメディアも同じような愚を続けているが…。

 李王朝が滅びるとき、日本からの書状の内容ではなく、署名に「皇」の字が使ってあるから認めないという話になったことを思い出す。韓族の常識では「『皇』の字は、中国の皇帝しか使ってはならない貴字」であるからだ。この感覚こそ、形式は併合されていたり植民地であったわけではなくても、本質は「完璧な属国」だったことを示すのではないか。

 日本に向かっては上から目線で「歴史を直視しろ」と叫ぶ国民が、自らの歴史を学べず「あさって」の方向に牙を剥(む)き出し、また沈もうとしている。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

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