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藤井伝説幕開け!デビュー半年、公式戦無敗での快挙 羽生三冠「将棋界の新しい時代の到来を象徴」 (1/2ページ)

 まだあどけなさの残る14歳の中学生が、30年間破られなかった将棋界の記録を塗り替えた。26日に行われた竜王戦決勝トーナメント1回戦で、歴代最多連勝新記録となる29連勝を飾った最年少プロ棋士、藤井聡太四段。昨年12月のデビュー以来、公式戦無敗のまま成し遂げた前人未到の快挙に日本列島が沸いた。

 歴史的な瞬間が訪れたのは、午前10時の対局開始から11時間余りが過ぎた午後9時24分だった。相手の増田康宏四段(19)が投了し藤井四段の勝ちが決まると、報道陣が一斉に対局室になだれ込んだ。カメラのフラッシュを浴びた藤井四段は「途中苦しくしてしまった。最後まで分からなかった」と表情を崩さず、静かに一局を振り返った。

 大記録がかかった大一番には朝から約100人の報道陣が集まった。相手の増田四段は昨年の新人王戦で優勝した実力者。10代対決の序盤は互角の熱戦に。藤井四段が将棋盤に覆いかぶさるような姿勢で盤上に視線を注いで「長考」する場面もたびたび。しかし終盤に激しく攻めて優位に立った藤井四段が粘る増田四段を押し切った。増田四段は「(藤井四段の)中・終盤の攻めがかなり強かった」と完敗を認めた。

 藤井四段はその後、対局のあった東京・千駄ケ谷の将棋会館で記者会見に臨んだ。公式戦29連勝達成の感想を問われると、穏やかな表情で「想像もできなかったことで喜びとともに非常に驚いています」「(連勝記録の)単独1位になれたのは自分でも特別な感慨というか今までとは違った喜びがあると感じています」と語った。控えめな口調ながら言葉の端々に偉業達成の喜びをにじませた。

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