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隙なしミスなし…対戦相手も認めた藤井四段の強さ「一瞬で急所突く」「完成度高い」 (1/3ページ)

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)は26日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われた竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)に勝ち、公式戦の新記録となる29連勝を達成。神谷広志八段(56)が昭和62年度に樹立した歴代最多の28連勝を30年ぶりに塗り替える快挙を成し遂げた。

 「ミスが少ない」「急所を一瞬で見分ける」-。将棋界の大記録を成し遂げた藤井聡太四段。これまでの対局で敗れた棋士たちは、中学3年の「天才棋士」の強さをこう語る。悪手を指しても冷静に判断して最善手を選ぶ中学生離れした老獪(ろうかい)さに、歴戦のつわものたちも感服した。

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 29連勝を達成した26日の歴史的大一番でも冷静だった。

 序盤、藤井四段が仕掛けたのに対し、後手の増田康宏四段が巧みに対応、事前に意欲を見せていた前例の少ない力将棋に持ち込んでリードしたかに見えた。

 だが、藤井四段は敵の飛車を封じ込め、歩を巧みに使って乱しにかかる。対する増田四段は飛車を取って迫るが、局面が進むにつれ藤井四段が主導権を握る。最後は増田四段の懸命の王手ラッシュをしのいで投了に追い込んだ。

 21日、藤井四段が歴代1位タイの公式戦28連勝を達成した王将戦予選で対戦した澤田真吾六段(25)も、その指し手に脱帽した。「序盤からミスがなく、隙もない。完成度の高い将棋だった」。2日の棋王戦予選決勝に続く2度目の対戦。前回は藤井四段を追い詰めたが、再び相まみえたときは中盤でミスを犯し、反撃のチャンスもなく完敗した。

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