記事詳細

蓮舫代表、真っ赤な目で「もっと強くなる…」 仕分けの女王、栄光と挫折 (2/2ページ)

 昨年夏の都知事選前に民進党内で蓮舫氏擁立論が浮上した際、小池百合子知事は強力なライバルの登場を懸念し、蓮舫氏出馬の可否を注視していたとされる。有権者を引きつける独特の存在感を蓮舫氏が持つことの証左にほかならない。

 蓮舫氏が昨年、代表選への出馬を表明した当初は、政府・与党関係者の間にさえ、強力な発信力を持つ野党第一党リーダーの誕生を危ぶむ声があった。

 しかし、代表就任後は、あやふやな説明を続けた「二重国籍」問題に加え、党運営での調整能力の欠落が折に触れて顕在化し、求心力はみるみる低下した。

 一連の迷走の責任はもちろん蓮舫氏にある。しかし、希有(けう)な発信力と存在感を備えた蓮舫氏を育て上げることができなかった民進党のいたらなさもあった。豊富な経験を持つ党の重鎮らが、かんで含めるように蓮舫氏を諭すべき局面もあったはずだ。

 次期代表に取り沙汰される枝野幸男前幹事長、前原誠司元外相らには旧民主党の印象が否めない。

 党再生の切り札になり得る「ジャンヌダルク」を殺してしまったことは民進党の大きな損失と言わざるをえない。(松本学)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース